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小1の壁で泣く前に!今知りたいパート・派遣・正社員のメリットデメリット


子どもが小学生になると、自分で明日着る服を用意したり、時間割をそろえたりできるようになり、手もかからなくなってきますよね。今後の学費や貯蓄のために、「そろそろ仕事を始めようかな?」とお考えの小学生ママも多いのでは?

子どもが小学生になったタイミングで仕事をはじめようと思うのであれば、共働きのメリットとデメリットをあらためて検証しておきましょう。
そして、さまざまな雇用形態から働き方をイメージし、日々の生活リズムや収入との兼ね合いを見極めて、自分にあったお仕事内容をより具体的にしていきましょう。

目次

共働きのメリット

共働きの一番のメリットは、収入源が増えることでしょう。専業主婦ではどんなに家事を頑張っても、収入は増えません。子どもが将来進学するための費用や、老後の蓄え、また万が一、病気などで夫が働けなくなった場合などを考えると、共働きの方が安心です。

妻の収入が扶養の範囲を超え、厚生年金などに加入した場合には、老後の年金収入も専業主婦より多くなります。また、働きに出ることで地域の知り合いやママ友以外の友人・知人が増え、世界も広がります。

・正社員で働く場合
正社員ならば、それなりの収入が見込めるので、経済的にはかなり余裕ができます。誰がやっても同じような簡単な仕事だけでなく、能力が高くなければできないような仕事を任されれば自信にもつながることでしょう。あなたの仕事や努力が認められれば、役職に就くなどのキャリアアップも望めます。

・契約社員で働く場合
契約社員は正社員と違って雇用期間が定められています。会社と相談が可能な場合は希望の条件で契約を結べる場合もあり、正社員とは異なる勤務日数や勤務時間を設定できる可能性があります。また複数の企業と雇用契約を結ぶこともできるので、例えば週3日はA社で働き、週1日はB社で働くといったことも可能です。

・派遣社員で働く場合
自分のスキルを活かせる求人が豊富で、パートやアルバイトに比べると時給が高いことも多いのが派遣社員です。勤務日数や勤務時間も比較的選択の幅がある上に、企業によっては正社員と同等の仕事が与えられることもあります。派遣社員の場合、就業に際して派遣会社が希望条件に合った仕事を紹介してくれるだけでなく、会社で何か問題があった場合には相談に乗ってもらったり、就業先との調整を依頼したりすることもできます。

キャリアカウンセリングを無料で行っている派遣会社も多いです。また紹介予定派遣なら派遣期間終了後、その派遣先に正社員として入社することができるので、入社後のミスマッチも防ぐことができます。

・パート/アルバイトで働く場合
1日数時間から就業可能なシフト制で、自由にスケジュールを組めることが多いパート・アルバイトは、週に3日だけ、あるいは午前中だけなど働き方もさまざまです。スーパーなどの小売業や飲食業は人手不足が問題になっていることもあり、求人数も多く、特別なスキルや資格も必要ないので比較的応募しやすいと思います。

なお、パートやアルバイトでも既定を満たせば有給休暇の取得は可能です。ただし雇用主によっては有給制度について説明をしなかったり、そもそも制度について知らなかったりするケースもあるので、働き始める前にきちんと確認しておいた方がよいでしょう。

共働きのデメリット

共働きとなると気になるのが、税金や社会保険料などの負担が増えることではないでしょうか。年収103万円を超えてしまうと、夫の所得税や住民税が高くなっていきます。
また、年収130万円を超えると社会保険(年金・健康保険)を妻の収入から支払うことになります。収入を増やすために働き始めたのに、それを上回る支出が発生しては本末転倒にも思えてしまします。
夫の収入にもよりますが、手取りを増やすためには自分の収入額を常に把握しておきましょう。

また家庭と仕事の両立が難しいことや、子供と過ごす時間が限られてしまうために、ちょっとした異変にも気付きにくくなることが考えられます。
保育園や幼稚園に比べると小学校の友達の数は急激に増えますし、子どもは子どもなりに環境の変化に戸惑い、ストレスを感じているかもしれません。子どもと向き合う時間が短くなる分、濃密な時間を過ごせるような工夫も必要です。

・正社員で働く場合
正社員の場合は責任の重い仕事を任されることも多いため、子どもの急な発熱や行事等で休みを取る必要がある際に、日程調整の自由が利かない場合があります。役職についている場合、両立のハードルは余計に高くなるため、家族や同僚の助けや理解が不可欠です。

誰が見てもわかるように常に書類を整理し、日頃からこまめに情報共有するなどワークシェアを心がけ、自分がいないことで会社に迷惑をかけないよう配慮が必要です。

・契約社員で働く場合
正社員と異なり契約期間が定められているため、更新のタイミングで契約を打ち切られる可能性は否めません。また契約の内容によっては時給制になることもあり、休みが多い月はお給料が減ってしまうこともあります。

・派遣で働く場合
正社員に比べると契約期間があらかじめ決められており、会社都合で急に翌月からの職を失う可能性もあります。派遣先との関係が良好でも派遣会社の担当者が原因でトラブルに発展することもあるので、派遣会社選びは慎重に行った方が良いでしょう。

時給制が多いので、休みが多い月はお給料が減ってしまうこともあります。フルタイムで働いている場合には正社員と同等の仕事を任されるケースもあり、その場合は休暇を取りにくくなる可能性もあります。

・パート/アルバイトで働く場合
正社員や派遣社員に比べると時給が安く、不満を感じることがあるかもしれません。扶養の範囲内で働く場合には、毎月の収入が増えすぎないように調整することも必要です。

共働き世帯が直面する現実「小1の壁」

保育園不足の問題は、「保育園落ちた、日本死ね」というネットでの投稿が契機となり、子育て世代以外にもその問題が広く認識されるきっかけになりました。ところが、子どもが小学生にあがってからも共働き世帯が苦労している「小1の壁」についてはまだ認識が浅いところが多く、小学校入学とともに時短勤務が認められない企業が多いです。

小学校の多くは午後3時ごろには授業を終了し、下校時間を迎えてしまいます。子どもがまだ低学年の間は、1人で家で留守番をさせるのも不安です。放課後に小学生を受け入れるサービスには、地域の児童館などで自治体が行っている学童保育がありますが、そのほとんどは18時までしか預かってもらえません。
また、学童保育では給食が出ないため、夏休みなどの長期休暇はお弁当を用意しなければなりません。小学校は保育園と違って保護者会やPTA活動、さらには行事も頻繁にあるので、仕事の調整も大変です。

子どもが小学生になったからといって、急に手を離れるかと言えばそうではありません。そのあたりの認識を当事者本人たちだけでなく、そのまわりの人たちにも認識してもらうことが、小学生ママが共働きをスタートさせる際に注意するべきポイントかもしれません。

・専業主婦から共働きにシフトするために考えるべきこと
幼いころから保育園でママの帰りを待っていた子どもは、平日に両親がいない生活にも慣れているので、学童保育などで過ごすことについての理解も得られやすいと思います。しかし、小学校入学を機に仕事に就こうとする場合は、子どもが淋しがってママが働くことを嫌がったりしないでしょうか?

ママ自身も、仕事を始めると時間の制約が生じるため、今までのように完璧な家事は難しくなるかもしれません。さて、家事のクオリティが下がることについて、家族の理解は得られるのでしょうか?

このように、小学校に上がるまでは専業主婦だった場合には「小1の壁」以外にもクリアすべき課題があります。仕事を始めようと思うのであれば、共働きのメリットとデメリットを検証し、家族みんなにとって適切な働き方を選択する必要がでてきます。

子育て世代を応援するさまざまな取り組み

保育園は延長保育などで夜遅くまで預けることができましたが、自治体や学校が行っている学童サービスは夕方6時ごろには終わってしまいます。そのため残業などで帰りが遅くなってしまう共働き世帯にとって、この6時~7時の時間帯が「小1の壁」のとして大きく立ちはだかる問題の1つです。そんな子育て世代を応援するための、民間のサービスが続々と登場しています。公的サービスではないので予算との兼ね合いもありますが、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょう?

・東急グループが運営する「キッズベースキャンプ」
東京・神奈川の東急線沿線を中心に22店舗を構える「キッズベースキャンプ」は、東急グループが2006年から展開している民間学童サービスです。対象の学校に送迎車が子どもを迎えに行ってくれるので、学校からの移動も安心です。また従来の学童保育と異なり、最長22時まで預かってもらうことができます。

自治体の学童保育に預けるには両親が共働きであることが条件となりますが、キッズベースキャンプではそのような制約はありません。週に1度、決まった曜日にだけ通ったり、夏休みなどの長期休暇だけ利用したりすることも可能です。昼食・夕食のサービスや毎月企画されるイベントなど、各家庭のニーズに合わせたプランを選ぶことができます。

キッズベースキャンプ:http://www.kidsbasecamp.com/index.html

仕事と家庭の両立に際して、必ず課題になるのが家事の質ではないでしょうか。限られた時間の中で掃除や洗濯、食事の用意などをこなすのは本当に大変です。理想と現実のギャップにイライラして、子どもを必要以上に叱りつけてしまうことも…。そんな時は無理をせず、家事代行サービスを利用してみるのはいかがでしょう?

・家事代行サービスの「株式会社ベアーズ」
家事代行サービスとキッズ&ベビーシッターサービスなどを行っている「株式会社ベアーズ」。元々の家事代行サービスでのノウハウがあるので、1~12歳までの子どもたちのお世話や送迎にプラスして、簡単な家事も担ってもらえるのが嬉しいですね!

サービス利用の前には、こちらの要望を確認してもらったうえで、プランや見積もりを提示してもらえます。料理の作り置きサービスなどもあるので、働くママの悩みに応じてサポートしてもらえます。
株式会社ベアーズ:http://www.happy-bears.com/

まとめ


子どもがやっと小学生にあがっても、登下校の時間、行事、長期休み、学級閉鎖など、働くママにとってさまざまな課題があります。クリアできそうな問題からひとつずつ解決していき、この先も働くことを続けていけそうなカタチをつくっていくことが大事です。

自分だけが頑張れば解決する状態では、仕事を継続していくことは困難です。家族はもちろん外部サービスなどの利用も視野にいれ、今後の働き方を考えてみましょう。

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