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最低限知っておきたい!保育園選びのチェックポイント8つ

保育園の選び方

産休中のママが無事に出産を終えて、次に不安に思うのは職場復帰のことではないでしょうか?
無事に良い保育園が見つかるか、希望の保育園に入れるのか…心配事はつきませんよね。
後悔しない保育園選びのためにも、まずは保育園の種類について学び、どんなことに重点を置いて検討すべきかチェックしておきましょう。

そもそも保育園とは?


保育園(法律上は保育所)は、親の仕事や病気、家族の介護等の理由により、家庭で乳幼児(0歳~小学校就学前)の保育ができない場合に、保護者に代わって保育する児童福祉施設です。

公立と私立の保育園がありますが、いずれも入園に際しては保護者が保育できない理由があることが条件になります。

・保育園の種類をチェック!

①認可保育園
保育園を適切に運営させるために国が定めた基準を満たし、都道府県知事の認可を受けた施設を「認可保育園」と言います。公立と私立がありますが、認可保育園の場合はいずれも居住する市町村内の保育園に入園するのが原則です。

会社の近くなど居住外の自治体に入園を希望することもできますが、自治体は基本的にその地域に住む子どもを優先させるため、よほど定員に余裕がなければ難しいと思われます。
自治体によっても対応が異なるため、まずは各市町村に相談するのが良いでしょう。入園審査の際は、家庭での保育の困難度が重視されるため、パートタイムよりフルタイムで働いている方が入園しやすい傾向にあるようです。

公立・私立にかかわらず、保育料は各家庭の所得や家庭環境にあわせて自治体が決定するので、収入の少ない家庭にとっては経済的負担が最小限に抑えられやすいというメリットがあります。保育内容は公立の場合ほぼ横並びですが、私立の認可保育園では独自の保育内容を設けているところもあります。

②認可外保育園/無認可保育園
都道府県知事の認可を受けずに保育を行なっている施設は「認可外保育園」や「無認可保育園」と呼ばれています。認可がなくても自治体が指導・監督をしており、補助金を受けている場合もあります。

サービス内容や保育料は施設が独自に設定できるため、認可保育園よりも遅い時間まで延長保育をしていたり、保育内容を工夫したりする園も増えているようです。保育料は一律で、認可保育園に比べると高めの設定が多いようです。

③認証保育園
「認証保育園」は東京都独自の制度によるものです。従来の認可保育所では応えきれない都民の保育ニーズを満たすため、都が独自の基準を設定しています。
施設の基準面積を緩和する一方で、13時間以上の開所や0歳児保育実施が義務づけられています。
認可保育園に比べると保育料は高く設定されていますが、23区ではほどんどの自治体が大なり小なり補助金を出していますので、都民のかたはお住まいの地区の補助金をチェックしてみましょう。

④認定こども園
「認定こども園」は教育と保育を一体的に行う施設で、保護者が働いているかどうかにかかわらず、子どもを預けることができます。
多様化するニーズや地域差に配慮するため、2006年に創設され、幼稚園と保育園の機能を1つの施設で果たすことができるようになりました。
2016年6月の内閣府の発表では、全国に公立・私立あわせて4,000の施設があるとのことです。

<参考>
全国保育協議会:「保育園」を知ってください
http://www.zenhokyo.gr.jp/hoikuen/hoikuen.htm

とうきょう福祉ナビゲーション:「認証保育所制度について」
http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/contents/tokushu/ninsyo/ninsyo_02.html

文部科学省:平成18年度版 文部科学白書
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200601/002/002/001.htm

保育園を選ぶためにチェックしておきたい8つのポイント

保育園選びのポイントをまとめてみましたのでチェックしてみましょう!

①保育園の教育方針や先生と園児のようす
子どもを預けるにあたってはいろいろと心配なことがありますが、中でも保育園の教育方針は気になるところではないでしょうか。ホームページなどで教育方針を掲載していても、実際に入園してみなければわからない部分もありますよね。

保育園によって、手提げ袋は手作りでないといけない(市販のものはダメ)とか、布おむつオンリーとか、家庭と保育園の考え方の相違が問題になるようなケースもあるようです。先生と子ども、あるいはママ自身との相性も心配…なんて、考えだしたらキリがありません。

案ずるより産むがやすし!ということで、まずは、めぼしい保育園に見学に行ってみましょう。園児の様子や施設の衛生状態、保育園周辺の環境等、実際に目で確かめなければわからないこともたくさんあると思います。また先生方と直接会話することで、感じとれることもあるのではないでしょうか。掲示物などにも保育園のカラーが現れるので、見比べてみるのも良いでしょう。

②自宅と会社と保育園の位置関係
あなたのお家から会社まではどれくらい距離がありますか?徒歩や自転車で通える距離の方や、電車やバスなどの交通機関を使う方もいらっしゃいますよね。またお住まいの地域やお仕事によっては、車で通勤される場合もあると思います。家から会社、あるいは最寄りの駅までの間に保育園があればいいですが、真逆の方向だったり、坂の上だったりすると、毎日の送り迎えがちょっと億劫になるかもしれません。

その点、会社に近い保育園なら通勤の無駄が省けて良さそうな気がします。しかし実際に保育園に預けているママの意見を聞くと、「自宅近くが良い」という声が多いです。特に交通機関を利用する場合、ラッシュ時の子連れ通勤は肉体的にも精神的にも負担が大きいと言います。また体調不良などで会社を休んだ場合にも、会社の近くまで子どもを連れていかなければいけなくなるのも不便です。

毎日の送り迎えに大きな影響を与える保育園の立地は、まず重要なポイントになるのではないでしょうか。いざというときはパパも迎えにいけるか、などケース別にシミュレーションをして、なるべく条件の良い保育園を探しましょう。

③保育時間や延長保育などのルール
子どもを預かってもらえる時間も気になるところです。例えば家の近くの保育園に預けるとして、あなたの会社の始業時間は8時半。制服に着替えるので、会社には8時15分までに到着していたいとします。通勤に1時間かかるなら、遅くとも7時には子どもを保育園に預け、7時15分には電車に乗っていたいけど…その時間に保育園は開いているのでしょうか?

また、朝の時間は大丈夫でも、急な残業でお迎えに間に合わない!?なんてことも考えられますよね。保育園によってお迎えの遅刻や延長保育への対応も、分単位で料金が発生するところや少々の遅刻なら見逃すところなどさまざまです。もちろん基本的に遅刻はNGです!

④保育料と収入のバランス
認可保育園や認定こども園は、各世帯の所得に応じて保育料が変動します。しかし認可外だと世帯収入に関わらず保育料は一律なので、収入が少ない世帯にとっては負担が厳しいことも。

収入と支出のバランスは大切ですが、働くことによって交友関係が広がったり、キャリアアップが望めたりと、あなたの人生を考えたときにメリットになり得ることがきっとあるはずです。視野を広く持ち、子どもが小学校に上がるまでの数年間のライフプランや家計をシミュレーションして、保育園を検討するのが良いでしょう。

⑤緊急時の対応
子どもが発熱した際などの連絡基準も確認しておきましょう。熱が無くても嘔吐の症状があったり、いつもの状態と比較してみて元気がないなどの状態であれば様子をみて連絡する保育園もあります。

また、地震や台風などの自然災害時の対応や避難場所の確認、防災訓練を行っているかなど、いざというときのためにきちんと準備している園だと安心ですね。

⑥おやつや給食の内容、アレルギー対応など
おやつ1つとっても、無添加で手づくりのものを中心に提供する園もあれば、市販のポテトチップスなどを食べさせる園もあります。家でも食事にこだわっているお母さんにとっては気になるポイントですよね。

また、アレルギーの対応に関しても、その内容によってはお弁当の持参になる可能性もあります。お子さまにアレルギーがある場合、似たような境遇の園児への対応を聞いておくといいでしょう。

⑦外あそびの内容や頻度
子どもたちの成長にとって、外であそぶことはとても大事なことです。しかし、都市部の保育園、特に立地のいい駅チカにある保育園だと広い園庭がなかなかありません。

お散歩で近所の公園に行く場合でも、実際は充分な遊び時間が確保されていなかったりします。また、お散歩コースの交通量が多い場合は安全面でちょっと心配ですよね。

お子さんの通うことになるクラスではいま1日どのくらい、どんな内容で外あそびをしているのか確認しておきましょう。

⑧保護者の活動など
基本的にお仕事などで忙しい保護者ばかりなので、幼稚園や小学校ほど活発な保護者会が存在することは稀だと思いますが、保護者会や保護者参加の行事などは少なからずあるものなので、年間スケジュールなどは事前にチェックしておきましょう。

また日々の連絡として連絡ノートへの記入などもありますが、最近ではスマホアプリを使っているところも増えてきたので、そのあたりの頻度や必要な記入事項なども確認しておきましょう。「それくらい」と思うかもしませんが、毎日記入する必要があるとかなり苦労します!

保育園の情報はインターネットでも集められますが、地域によっても条件がまちまちなので、まずは自治体の窓口に問い合わせることをおすすめします。認可保育園を希望する場合、募集時期や待機児童の数なども担当者に聞いておくと参考になりますよ。

まとめ

チェックポイントをあげていくとキリが無いですが、これだけたくさんのポイントを調べて比較しても、希望通りのところに預けられるかは分からないのが保活の辛いところ。第一希望だった園と比べるとかなり妥協した結果になってしまった…という事態もよくあります。そうなってもあまりくよくよせず、決まった保育園とどういい関係を築いていくか、を前向きに考えていくことが大事です。

また、全てのチェックポイントをクリアする保育園を探すのはあまり現実的ではないので、ここは絶対譲れないというポイントを決めましょう!そのポイントを軸にして保育園を探すほうが効率的です。

1人で頑張るのではなく、パートナーや行政、ママ友などまわりの人にも相談してみて、抱え込まないように気を付けましょう。

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