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【医療事務の履歴書はこう書く】未経験者・経験者別の志望動機例文あり

「医療事務」のお仕事は、働く先も雇用形態もさまざまで、出産後も近所の病院でパートスタッフとして働くなど、子育て中のママも多く活躍しています。

今回はそんな医療事務について、志望動機の書き方と例文を「未経験者」「経験者」に分けてご紹介します。自分に最も近いサンプル例文を元に、状況に応じてアレンジしてお役立てくださいね。

目次

1.採用担当者が見ているポイント

履歴書を書く前に、まずは“採用担当者(=病院やクリニック)が採用において何を重視しているか”について確認しておきましょう。
病院の規模や診療科目、方針、すでに働いている人たちの雰囲気などによって違いはありますが、「医療事務」において次のポイントは必須と言えるでしょう。

書類編(履歴書・職務経歴書)

  • 字の丁寧さ
  • 医療事務関連資格の有無
  • 医療事務経験の有無

ひと昔前と違って、最近では手書きの履歴書を求める企業はほとんどなくなってきていますが、医療事務という職種ならではの視点で「字の丁寧さ」が求められるようです。
字が丁寧だと、職種に関係なく良い印象を与えることができますが、なぜ医療事務で重視されるかというと、医療事務の場合は医師に渡すメモを書いたり、患者さんに代わって問診票に記入することもあるため、“伝達ミスを防ぐ”という点でもプラスに捉えられるのです。

次に、資格や経験の有無については一般企業と同じですね。
「未経験歓迎」「資格なしでもOK」という医療事務の求人もありますが、前職での経験が活かせそうか、PCスキルの高さなど他の条件が同じ程度の応募者が複数いた場合に限っては、未経験者より経験者、無資格者より有資格者が優先されることは否めません。

面接編

  • 身だしなみ、清潔感
  • 笑顔
  • コミュニケーション能力

香水厳禁が基本である医療従事者にとって、身だしなみや清潔感は絶対に欠かせません。
また、最初に接する受付に始まり、帰る際の会計までと、患者さんと多く接する医療事務の採用には笑顔や表情がとても重視されています。患者さんとしても、不安な気持ちを和らげてくれるような人の方がいいですよね。

そして、患者さんだけでなく、医師や看護師などスタッフ間のコミュニケーションが上手くとれそうかという点もチェックされます。

2.医療事務に“ホスピタリティ”は必須?

「ホスピタリティの心」は、医療事務スタッフとして欠けてはならない要素の一つです。
病院にはさまざまな患者さんが不安を抱えながら来院します。患者さんに安心してもらえるような声かけや気遣いが自然とできる人は医療事務にぴったりですね。

志望動機を書くにあたって、経験者の人は業務中に心がけていたことなど、未経験者の人はこれまでの社会人経験においてのエピソードでも構わないので、ホスピタリティの心が伝えられるような内容を入れるといいでしょう。

3.志望動機の例文(経験者編)

志望動機は面接で必ずされる質問であり、履歴書でも必ず書く項目なので、しっかりおさえておきたいポイントですよね。
ここでは、医療事務「経験者」の志望動機の書き方と例文をご紹介します。

経験者編・志望動機の書き方のポイント

志望動機では、「どういう病院で」「どれくらいの期間」経験してきたかを述べ、そのうえで今回の転職理由を前向きに伝えましょう。

●志望動機1(経験者)

(経験年数:3年、診療科目:皮膚科、資格の有無:どちらでも)
私は、皮膚科クリニックで3年間、医療事務として勤めました。
レセプト作成や会計業務をはじめ、診療予約の電話応対、受付、カルテ管理などの窓口業務全般を経験するなかで、医療事務の仕事の重要性を実感いたしました。限られた時間で効率よくスムーズな診療を行えるよう、カルテの整理方法の見直しや、当日の予約人数をきちんと確認して時間管理の意識を徹底することに努めました。
また、患者様の不安な気持ちを少しでも和らげられるよう、笑顔で接することや声掛けなどコミュニケーションを大切してまいりました。
貴院では、資格取得に向け勉強中の●●の知識を活かしながら、即戦力として貢献したいと思っております。

●志望動機2(経験者)

(経験年数:5年、診療科目:総合病院、資格の有無:あり)
私は、医療事務の資格を取得後、県の総合病院で5年間勤務いたしました。
総合病院では受付、会計、レセプト作成など大きくメイン業務が割り振られており、ローテーションによって一通り経験することはできましたが、もっと患者様と関わりたいという思いが日に日に増していきました。
貴院は診察・受付ともに評判が良く、地域密着や丁寧な対応を目指しているところに大変共感し、私も貴院の一員として携わっていきたいと思い応募いたしました。

4.志望動機の例文(未経験者編)

続いて、「未経験者」の志望動機の書き方と例文をご紹介します。
未経験だからといって怯むことはありません。経験に関係なく、自分の思いや考えをしっかりと伝えられるところが“熱心に仕事に取り組んでくれそう”と好印象につながったり、志望動機をわかりやすくまとめられる点が評価されることもあります。

未経験者編・志望動機の書き方のポイント

未経験から医療事務へ転職する場合、医療事務を目指したきっかけを入れると自然にまとめられます。「これまでの職務経験→医療事務を目指したきっかけ→転職に向けて準備・勉強したこと→意気込み」というように流れを決めると組み立てやすくなるのでおすすめです。

●志望動機1(未経験者)

(経験職種:事務系、資格の有無:なし)
私はこれまで2社で営業事務として勤務してまいりましたが、1年前にケガで入院した際、病院スタッフの方々の温かい対応に感動したことをきっかけに医療事務として働きたいと思うようになりました。資格は持っておりませんが、現在、通信講座で資格取得に向けて取り組んでいるところでございます。事務経験で身につけた能力やパソコンスキル、担当者と連携を取り合うなどのコミュニケーションスキルを活かし、一日でも早く貢献できるよう努めたいと思い、志望いたしました。

●志望動機2(未経験者)

(経験職種:販売・接客系、資格の有無:あり)
私は専門学校を卒業後、アパレル業界で販売の仕事をしてきました。販売員時代に常に心がけていたことは、お客様の様子に目を配ることやどんな状況でも笑顔を絶やさないことです。出産を機に退職し、2年間は子育てに専念しておりましたが、今後は子育てをしながら働ける仕事に就きたいと考え、育児の傍ら医療事務の資格を取得しました。家事・育児・勉強の両立で身についた複数のことを同時にこなすスキルや持ち前の明るさ、長年の接客経験で得たことを活かしたいと思っております。

5.未経験なら!まずは「病院で働く」

未経験でも内定をもらえるに越したことはありませんが、未経験者の場合、“まずは業種を経験する”という手もあります。

どういう意味かと言うと、例えばこれまでアパレル販売員、コールセンタースタッフ、スーパーのレジスタッフとして働いてきたとします。
このように、これまでの職務経験が直接的に「病院で働く」ことに結びつかない場合、「医療事務として働く」前に「病院で働く」ことからスタートするのです。
病院の雰囲気や1日の流れ、患者さんと接する機会、スタッフ同士の連絡など、医療事務として働いた際にも必要となるスキルを学ぶことができるでしょう。

そうは言っても「医師でも看護師でもないし、仕事はあるの?」と思った人もいるかもしれませんが、病院で働く職種は意外と多いものです。
例をあげると、器具の洗浄やカルテ整理などを行う看護助手、シーツの取り換え・回収などベッドメイクを中心に行う構内スタッフ、院内の清掃を行う清掃員、老人ホーム施設での
盛付け・配膳スタッフ、病院食を提供する総合病院のような大きい病院やであれば厨房調理スタッフや売店スタッフもありますね。

このように何らかのかたちで1~2年でも病院のスタッフとして働いた経験があれば、医療事務は未経験でも、働く環境については理解している、医療従事者としての心得やルールを知っている、と採用担当者も思うはずです。
また、「医療事務を目指してまずは業界を経験した」と伝えることで、計画性を持って行動していることや医療事務への本気度を示すこともできますよ。

 6.無資格なら!資格取得を目指す

医療事務は資格がなくても働くことができる仕事であるため、未経験OKの求人もあります。ですが、資格を持っているに越したことはないですよね。
「医療事務」と言っても、医療保険請求事務者や医療事務士、医療事務検定など関連する民間資格は非常に多く、資格取得を目指すルートや勉強方法も次にあげるようにさまざまです。

  1. スクールに通う
  2. 通信講座を受講する
  3. 都道府県が実施する委託訓練に通う
  4. 独学で勉強する

③の委託訓練事業の実施有無や期間、内容などについては都道府県によって異なりますが、一定条件を満たすことで雇用保険給付を受けながら、3ヵ月程度スクールに通って勉強することができます。

なかには独学で合格した人もいると思いますが、スクールの教材はわかりやすい、提携している就職先(医療機関)があるなど、プラスの面が大きいようです。
資格スクール大手のリンクアカデミーやヒューマンアカデミーでは体験入学・体験セミナーが受けられるので、自分に合っているプランを比較してみるといいでしょう。
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さいごに

いかがでしたか? ママの求人では、

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