不安や心配事で思考が停止…そんなときどうする?
子どもがいる、いない。仕事をしている、していないに関わらず、日々生活していると不安や心配事に、まあよく遭遇します。
かく言う私もその一人です。今日も私は1日で3つほど抱えました。
「できるかな?上手くいくかな?なんとかなるかな?」と結果を心配し、そのことが頭から離れなくなることも多々あります。
家族や周囲の様々な人と関わりながら生活し、さらに仕事のことも考えれば、不安や心配事が全くない人はいないと思います。自分を取り巻く家族、人、環境を大切に考えているからこそ、悩んでしまうのです。
不安、心配…無くせないなら、どう付き合えばよいか。
そんなことを考えていたときに、心理学に関連した記事の中で「人は漠然とした不安を、一回りも二回りも大きく評価する」という一文を目にしました。
さんざん心配したのに「過ぎてみると、思ったほどではなかった」と想像に及ばないこと、ありませんか?
これは、まさに不安を自分自身が実際のサイズよりも大きいものと考えていた証拠です。
取り越し苦労という言葉にもある様に、わからない=見えないからこそ、不安を大きく捉えすぎてしまうのです。
また「自分ができる手段、できることを尽くしたら、乗り越えられた」というケースはどうでしょうか。まずはやれることからやってみた、という考え方ですね。
こちらは、漠然とした不安を、何が問題なのかを明確に(不安を具体化)した結果、その対処法がわかり対策を講じることができたということだと思います。
不安に向き合うメソッドは、具体的な課題に置き換えること。
不安にさいなまれたら、まずは、「漠然とした不安」を「具体的な課題」に置き換えましょう。
・何が本当の問題なのか。
・なぜ自分はそんなに不安に感じてしまうのか。
・何が解消すれば、楽になるのか。
こんな風に、自分に上手に質問しながら、頭の中だけで考えず、書き出してみたり、誰かと話したりして、具体化することを試してはどうでしょうか。
具体化すると、周囲の人が相談に乗ったり、サポートしたりしやすくなります。
例えば、これまでは妻の話しを「聞くだけ」だったご主人も、一緒に取り組んでくれるようになるかもしれません。
冒頭で書いた、実際に私が抱えた3つの心配事の2つは、この「書き出し」という作業と仲間との対話で具体化され、対処の道筋が見えました。
もう一つは、今夜寝てから考えよう(いったん忘れる)と思っています。
一度思考をスイッチさせ、悩みに向き合う元気をチャージするために、一晩寝てから考えることもいい選択だと思います。
これから職場復帰される方も、就活中の方も、不安との上手な付き合い方について、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?