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履歴書を書く前にやっておきたい4つのコト

妊娠や出産のタイミングで一度仕事を辞めたママたちが、仕事復帰を目指してまた一から就職活動を始める際、まず手を付けるのが履歴書かと思います。
今回は、そんなママたちの就活において「履歴書を書く前にやっておきたい4つのコト」をお伝えします。
気合い満タンで履歴書を書く前に、改めて頭のなかを整理しておきましょう。

①働く理由を明確にしよう

働く理由はみなそれぞれ。あなたが仕事をしたいと思った“本当の理由”は何ですか?
「子どもの手が離れたから」「保育園に預けている時間内で働きたい」というような言葉をよく耳にしますが、それは働く動機(きっかけ)であって、きっと“本当の理由”がもう一歩先にあるはずです。
実際、子どもの手が離れても専業主婦であり続ける人も居るように、時間ができたからといって「仕事をする」という選択肢を持たない人だって居るのです。

「マイホームの購入資金を稼ぎたい」
「子どもの学費を貯めておきたい」
「家計にゆとりが欲しい」
「自分の夢のために経験を積みたい」

など、働く理由を明確にすると、仕事を選ぶ際の優先順位も自然と決まってくるはずですし、優先順位が決まれば仕事の探し方もより絞れるようになるでしょう。

②「キャリアの棚卸し」をしよう

転職活動を始める前におすすめしたいのは「キャリアの棚卸し」を行うこと。
「キャリア」とは言っていますが、かまえなくても大丈夫。正社員で働いた経験だけでなく、派遣やパートでの経験でももちろん問題ありません。大事なのは、やってきたことをきちんと説明できるかということです。

「今までどんな仕事をしてきたか」
「何をどうがんばって、どんな結果を残せたか」
「力を発揮できたのはどういうときだったか」

その当時は立ち止まって考える機会がなかったかもしれませんし、毎回振り返ってきたという人でも常に鮮明な記憶ではありませんよね。改めて整理・分析することで、「自分の強み」「得意なこと」「仕事に対するこだわり」などが自分できちんと見えてきます。自分のことをよく知るはずの自分が、実は自分のことをあまり知らなかったりするものです。

「キャリアの棚卸し」を行うことで、履歴書の志望動機や職務経歴書を書くときのベースになるだけでなく、面接時のとっさの質問にも落ち着いて答えることができるでしょう。

③譲れる条件、譲れない条件を書き出そう

「保育園のお迎えがあるから16:30には退社したい」
「土日は幼稚園に預けられないし、絶対休みじゃなきゃムリ」
「通勤に時間を割きたくないから、自宅から30分圏内が理想」

希望通りの職場が見つかるのがもちろんベストなのですが、勤務時間、休日、勤務地、給料、福利厚生、職場環境など、全てを満たすことは“ママ”でなくとも難しいものです。
家選びだってそうですよね。広くて、新築で、駅から10分圏内で、家賃が安いという夢のような条件だけを並べたとして、よっぽどのことがない限りそんな物件は見つからないですよね。
就職活動でも、希望条件を洗い出して優先順位をつけましょう。

④夫婦でよく話し合おう

え、そんなこと言われなくたって、応募先の会社のことも面接どうだったかとかも普通に話すけど・・・そう思いませんでしたか?
普段からコミュニケーションがとれているのはとても素晴らしいことですね。ただ、ここでの“話し合う”とは、仕事を始めたあとについてです。仕事を始めると、正社員やパートという働き方に関わらず、家に居られる時間帯や自由な時間は当然ながら変わりますよね。
これまで育児をしながらの家事はきついと感じながらも、何とかこなせていたかもしれません。それが育児、家事に加えて仕事も、となると同じように乗り切ることは相当難しいでしょう。

最近では男性も育児休暇を取得するなど、育児への関わり方や姿勢が昔に比べ高まってきています。ただ、夫と妻で育児と家事を分担していて、なおかつその割合が5:5だというご夫婦は果たしてどれほど居るでしょうか。

「ゴミ出しは俺がやっているじゃないか」
「日曜日には子どもの面倒も見ているし」
「平日は残業があるから手伝えるはずないだろう」

夫の“やっているつもり”な発言に、全然足りていないと感じる妻―。そんな現状が目に見えませんか?体力的、時間的に余裕がないとどうしてもイラッとしてしまい、お互いについ言い過ぎてしまいがち。働き始めてからそんなはずじゃなかった!なんてことにならないように、夫婦のため、お子さんのためにも、きちんと話し合って役割分担や体制を整えておきましょう。

さいごに

“妻が専業主婦”という家庭の割合が多かったひと昔前とは違い、近年は共働き世帯の割合が増加の一途をたどっています。世間的にみて共働きは珍しくなくなったものの、ママが働くにはまだまだたくさんのハードルがあります。履歴書を書く前に改めて、働く目的や働くにあたる条件を確認して、就職活動の軸をしっかりつくっておきましょう。

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