なぜ育児ストレスを抱えてしまうの?
子どもが小さいうちは、体力的にも時間的にも手がかかり負担がかかったり、子どもの年齢が上がって来たら来たで手は離れていくけれど、悩みや問題が深刻化して精神的な負担が増えたりしますよね…。
私も小学5年生の娘と幼稚園生の息子が居るので、子どもの年齢ごとの悩みの変化を痛感しています…。
ストレスがかかっている時って、どういう時かというと「自分に我慢をさせている時」なんですよね。
つまり、やりたくない事を我慢してやっていたり、やりたい事を我慢してやらずにいたりする時間。
育児中って特に、子どもが小さいと自分の自由になる時間が少なかったり、自分の思い通りに出かけられなかったり、ママが我慢をする機会がとっても多くなります。
だからこそ、少しでもママの我慢の時間を、減らしてあげたいですよね。
ママが我慢をしていると、そのちょっとの我慢の積み重ねが、コップにちょっとずつ水を注いでいる状態になり、我慢がいっぱいになると、コップから水が溢れ出すように、イライラが一気に爆発してしまうのです。
あなたも爆発型のイライラ怒りをしていませんか?
始めは子どもの望みを叶えてあげたいと、「子どもを優先してあげよう」って、我慢をし始めたはずなのに、その結果イライラを爆発させて子どもを怯えさせてしまう…なんて悪循環から卒業したくありませんか?
子どもの為にも、まずは「ママが小さな我慢を止めること」を実践してみましょう。
ストレスを抱え込まないようにするには
爆発型のイライラ怒りをするママの特徴として、自分の事を「我慢が足りない人」と思っていたり、「他のママに比べて頑張りが足りない人」と思っていたりと、自己肯定感が低い方が多いのです。
普段から自分の事を、我慢が足りない!頑張れない!と自分を責めているから、「もっと我慢しなくては!」「もっともっと子ども優先にして頑張らなくては!」と更に自分を追いつめてしまいます。
すると、心のコップのお水が一気に溢れ出して、ママ自身の心が悲鳴を上げて、怒りとなって現れるのです。
まずは、自分にとっても厳しくなっている評価を、緩めてあげましょう。
例えば、毎食ちゃんと栄養バランスを考えた食事を用意できなかったとしても、「3日間でトータルしたら…栄養は取れているから大丈夫!私、頑張った!」って自分を褒めてみたり、「子どもからの遊んで遊んでコールには、疲れて応えられないけれど、洗濯した清潔なお洋服は準備してあげられた!私、エライ!」など。
全部が全部、完璧に対応するママを目指すのではなく、自分の得意分野や自分が苦にならない家事や子育てができた所を、もっと見てあげましょう。
それから、自分で「私は頑張れない人なんです」と言っている人は、もうその時点で「頑張り屋さん」なのです(笑)!
悪循環に陥らないために
理想の頑張っている状態のゴール設定が高い…すると、「もっともっと私が頑張らなければ!」「もっともっと我慢しなければ!」と、他のママさんや自分の母親と比べて、自分を頑張らせようとしたりします。
すると、周りの人に頼ってはいけないと、全部自分一人で何とかしようと背負い込んだり、悩みや弱音を吐き出すことも自分に許さないなど、ますます自分を苦しい状態に追い込んで、イライラして、怒りすぎて自分を責めて、自己嫌悪に陥り、更にもっと頑張らねばと追い込む…という悪循環を繰り返してしまいます。
だけどね、ぜーんぶ“逆”なのです…。
他のママが出来ていようが、自分の母親が当たり前にやっていた事であろうが、あなた自身が「辛い」のなら、「辛い」と思ってもいいのです。
他人の当たり前に、無理やり自分を当てはめようとせずに、自分の「辛い」「しんどい」「キライ」「楽しい」「心地いい」にもっと目を向けてあげてみてください。
あなたがどれ位しんどさを感じているかは、あなたにしか分かりません。
あなたの「苦しい」「悲しい」という心の声を感じてあげられるのは、あなたしか居ないのです。
ついつい自分のダメな部分にフォーカスして、自分を責めてしまいがちなその心の癖を、他の誰でもない自分の心の声を日々拾ってあげる練習を積み重ねてみましょう。
そして、やりたくない事を減らし、やりたい事を楽しくやる!という様に、自分をちょっとずつ緩めていくと、我慢の時間が減り、育児ストレスも溜まりにくくなっていきますので、お試し下さいね!