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子どもたちに大きなマルを!「学研の先生」のお仕事とは?

38年前からママたちをメインとした在宅でのお仕事を推進している会社をご存知ですか?

そう、「学研教室」です。

「学研教室」といえば、「小規模の塾みたいなもの?」というなんとなくのイメージで留まっている方も多いかもしれませんね。
今回はそんな「学研の先生」になるための説明会にママ求編集部が潜入取材を行い、実態を調査しました。

「先生の仕事って難しそう…」と思う方も多いかもしれませんが、まずはこの記事を読んでみていただければと思います。

目次

いざ、学研本社へ!

今回は学研本社ビルで行われた説明会に参加させていただきました。JR五反田駅から徒歩5分ほどです。ビルにはこども園も併設されており、さすが学研というかんじですね。

説明会をしてくれたのは品川を中心としたエリアの教室を担当されている遠藤さん。

ここからは実際の説明会の流れにそって、学研の先生のお仕事に関してご紹介していきます!

そもそも「学研教室」とは?

学研はもともと出版事業からはじまった会社です。
本をつくって書店で販売するところで事実上役割を終えていた学研が、教材をつくってそれを使う場所、つまり教育の現場まで提供するようになりました。それが「学研教室」です。
いわゆる進学塾とは違い、基本的に学校で学ぶすべての内容をオリジナル教材のプリント形式で行う学習塾です。

遠藤さん「学研では子どもたちに学ぶ喜びを伝えたいと思っています。
例えば、問題が解けて大きな丸をもらえると嬉しいですよね。その喜びで次の問題も解いてみたいなと思わせる。その自信が将来、子どもたちが生きる力になると思っています」

現在の日本の教育事情

突然ですが、2020年は何の年かご存知ですか?
多くの方は「東京オリンピック」をイメージされるかもしれませんね。
実はそれだけでなく、学習指導要領が大幅に改訂される年でもあります。
遠藤さん曰く「学研の教材をつくっているメンバーなどからは戦後最大の教育改革と言われているほど大きく変わる」とのこと。

遠藤さん「今後はただ漢字を覚える、計算を解くといった今までの勉強だけでなく、基礎知識にプラスして思考力・表現力が必要になっていきます。
オリンピックもあり国際化が進んでいくなかで、これからの子どもたちは社会で自立していくために真の学ぶ力が必要となります」

学研教室はどうしていくのか?

遠藤さん「そういった時代の流れに対して、学研教室として方針を変えていくわけではありません」

というと?

遠藤さん「学研が教室事業をスタートした38年前から思考力・判断力・表現力といった技能を身につけられる学習指導をしています。つまり、時代がやっと学研に追いついたと思っています(笑)。」

なるほど。国の教育方針に関わらず、学研では以前から「考える力」に重きを置いた指導を行ってきたんですね。

ここから学研の指導システムやオリジナルの教材について説明してもらいました。

学研が続けてきた「考える力」を育てるための仕組み

遠藤さん「私たちが先生たちによくお伝えするのは『手はかけないけど目はかけましょう』ということです。子どもたちが主体的に学ぶ力を育成することが大切なので、間違ってでもいいから自分の考えを書いて表現することが力になります。あまり手取り足取り教えこまないことが大切なんです」

学研では先生が子どもにマンツーマンで指導するわけではありません。まずは1度、子どもに自分だけの力で問題に取り組んでもらいます。
ここで学研のオリジナル教材が活躍します。

遠藤さん「色んな先生に『学研教室を選んでくれた理由はなんですか?』と聞くと、いろいろ理由をあげていただけるのですが、必ず『教材がいい』とおっしゃってもらえます。
学校で使用する教科書よりも細かいステップで進んでいくので、子どもがどこでつまずいたのか分かりやすく、はじめて子どもに勉強を教える方でも指導しやすいんです」

ここで実際に使用している教材を見せていただきました。


※小学校3年生相当の算数や小学校2年生相当の国語、年少さん向けのものなど。ひもで束ねているこの1束で1学年分とのこと

遠藤さん「教室に通いはじめるのは年少~小学校3年生のお子様が多いので、なおさら「考える力」を養う基礎指導が大事です。
基本的に教科書の沿った内容で進めていきますが、教材には学年ではなく『級』で表記されているので、学年を飛び越えた指導もしやすいようになっています」

学研の先生のお仕事は、この教材を解くことからスタートします。

遠藤さん「もう1つ学研教室の特徴といえるのが、かならず算数と国語を同時に学習するということです。どちらか1つだけを受講するといったことはできません。
指導している先生に伺うと、算数が苦手な子の約9割が算数の問題に書かれている問題の意味が分かっていない、と口をそろえておっしゃいます。つまり計算力ではなく読解力が足りていないということです。算数と国語、この2つは切っても切り離せないと考えています」

算数の勉強として計算ばかりしていると、学年が上がって、図形の問題などが出てくるとわからない、文章問題になるとピタッと鉛筆が止まってしまう、という子も多いそう。
学研の教室ではゆっくりじっくり丁寧に、概念から教えるカリキュラムになっています。

学研教室のお仕事について

さて、いよいよ学研の先生のお仕事についての説明です。

学研の先生のお仕事は
①学習指導
②教室運営
③研修会への参加

の大きく3つに分かれます。1つずつみていきましょう。

①学習指導
教室の開室日は週2回から。1日3~4時間で時間帯は15~18時ごろが目安です。中学生が多い教室だと夜9時まで教室を開けていたり、先生のお子さんが小さい教室だと18時までの開室だったり、先生のライフスタイルなどによってこのあたりは教室ごとに違います。

遠藤さん「いまは年少~年長さんの会員がすごく増えてきています。未就学児の場合は、まずは机の前に一定時間座ることからスタートし、正しいえんぴつの持ち方や数字の考え方などを丁寧に教えていきます。
たとえば、5という数字を知っていても、それが2と3があわさってできる数字であると理解できているかは違いますよね。そういった基礎部分を幼児向けのオリジナル教材『もじ・かず・ちえ』ですすめていきます」

②教室運営
教室運営とは、学習指導以外の会員募集や教室環境の整備などの部分です。
会員募集に関しては学研から無料で募集ツールの提供などがあります。

③研修会への参加
開室前から開室後も、先生へのサポートとして定期的に研修会が行われます。
開室前の初期研修からはじまり、開室後2年間は新人用の研修が月2回、3年目以降は月1回の研修になります。基本的には午前中の2時間程度で、最新の教育情報や先輩先生への質問会などもあります。
※回数や内容は一部地域により異なります

学研教室の開室のかたち

開室にはさまざまな方法があります。

自宅での開室の場合、6畳程度の広さのお部屋があれば開室できます。必ずしも教室っぽくなくて大丈夫。例で見せていただいた方の教室風景は普通のご家庭のリビングでした。

遠藤さん「たとえばこのようにお家のリビングを教室として活用されている場合は、ここで午前中は家事をして、午後は教室をひらいて、夜は家族で晩御飯を食べるスタイルですね」

遠藤さん「この先生はお子さんが1歳のときに開室されました。お子さんが成長して小学生になっても、自分が『おかえり』と言ってあげられる環境をつくってあげたかったそうです。そこで自宅でできる仕事を探した結果、学研のお仕事を選ばれたんですね。もう25年続けていらっしゃいます」

自宅でのほかに、地域の自治会館やマンションの1室を借りて開室する貸会場プランもあります。
場所を選んで開室できるので、会員が集まりやすいところで開室できるのがメリットです。
最初はご自宅で開室された方が会員数が増えてきて貸会場に変えることもあるそう。

契約のしくみと安心のサポート体制

いざ学研の先生となる際には、学研エデュケーショナルとフランチャイズ契約を結ぶことになります。開室にあたり最初に開室認可料を支払う必要がありますが、この費用によって「学研教室」というブランドや商標を使用することができ、運営サポートを受けることができます。専任の担当スタッフがつき、さまざまな面でサポートしてくれる、ということも心強く、嬉しいですね。

その他には会員募集費(チラシ印刷費など)、教室備品費、などが開室時に別途かかります。
最初の会員募集費に関しては、開室認可料とほぼ同額の支援金があるとのこと!これは驚きですね。
※支援制度適用には条件があります

と、基本的な説明が一通りすんだところで、説明会は一旦終了しました。
説明会後は、個別に質疑応答の時間があったので、浮かんだ疑問点を聞いてみました。

・同じ小学校の校区内ですでに学研教室があっても問題ないんでしょうか?
遠藤さん「心配される方が多いのですが、むしろいいことなんです!すでに学研教室があることで評判をよび、新規教室の運営が軌道にのりやすくなります。ライバルというよりかは皆さん協力していて、一緒にちらしを配ったりしていらっしゃいますよ」

・平均でどのくらいの継続年数なんでしょうか?
遠藤さん「ちゃんとした平均の勤続年数は分かりかねますが……学研教室が生まれて38年経ち、20~30年続けられてきた先生方がたくさんいらっしゃるのは事実で、嬉しいことです。次の世代の方々にも出会いたくて、いま20~30歳代のママさんたちに特にアプローチしているんです」

それだけ継続している方がたくさんいらっしゃるということなんですね。

・収入の目安はどのくらいでしょうか?
遠藤さん「平均で1教室が20~23名くらいの会員数です。その場合、算・国・英語の3教科を教えている教室ですと年収目安は約160万円です。教科数や会員数が増えるほど収入が増えるしくみです。

ちなみに、教室の運営内容はその先生によって全く違います。
一度に十数人の対応をするけど開室は週2回だけとか、週5回開室して100名以上の会員さんがいらっしゃるなど、それぞれ先生のライフスタイルにあった運営をされています。
一番多いのは、6~8畳くらいの一部屋で、1時間に7~8人くらい来室する規模感でやられているパターンですね。このくらいの運営規模の教室が全体の約40%くらいでしょうか」

・子どもがまだ小さいので、少しずつ様子をみながら教室の規模を大きくしたいのですが…
遠藤さん「指導対象は幼児・小学生・中学生ですが、お子さんがまだ小さくて不安であれば、まずは幼児・小学生だけでもOK。
指導に慣れてきて、お子さんも手がかからなくなってきてから中学生コースを増やすことも可能です」

・はじめてでも本当に大丈夫でしょうか?
遠藤さん「先生の4割は未経験でスタートされています。研修会はもちろん、私のような専任の担当がつき、フォローさせていただきますし、WEBや冊子でも随時、指導法や運営法を学んでいただくことができます。精一杯サポートさせていただきますので、ご安心ください」

さいごに

在宅ワークをしたい理由は人それぞれあるかと思います。その理由をクリアできれば、どんな仕事内容でもやる、という方も多いでしょう。
でも、できればやりがいを持って、長く続けていける仕事であれば、それに越したことはないですよね。
そんな仕事のひとつに、「学研の先生」があるのではないでしょうか。
まずは一度説明会に参加してみて考えてみる、でも大丈夫です。すぐに契約する必要はありません。

実際に開室するまでのフローはこちら↓
①説明会へ参加する
②興味がある場合は教室を開く場所へ担当者が伺います
③再度面接などして契約
④開室前研修(2回)
⑤教室開室
説明会を受けてから教室開室まで最短で1.5か月~2か月ほどです。

いますぐ説明会へ予約される方はこちらからどうぞ!

都内だけでも1か月の間に各所で30回以上の説明会が行われているので、ご自身の近場の会場だと月に1~3回は行われているはずです。

東京(23区内)開催
東京(23区外)開催
埼玉開催
神奈川開催
大阪開催
兵庫開催

遠藤さん「私たちが大事にしていることが3つあります。それは『子どもたちに学ぶ喜びを』『子どもたちに自信を』『子どもたちに生きる力を』です。この理念に共感し、少しでもご興味があればぜひ一度学研の先生の説明会にいらっしゃってください!」

皆さまのご応募お待ちしています!

編集後記

実は説明会後、お試しの学力テストを受けました。

小学生高学年レベルの算数と国語のテストを1枚ずつ。制限時間は30分ほど。
久しぶりのシャーペンと消しゴムで少しドキドキしてしまいましたが、問題を解くということが久しぶりすぎて終始興奮状態でした。

結果は後日とのことでしたが無理を言って、どうしても答えが気になったところをその場で採点してもらうとまさかの正解!思わずガッツポーズをしてしまいました。
そうそう、この感覚。すっかり忘れていましたが、丸をもらうのって嬉しかったですよね。

これからたくさんの丸を重ねて成長していく子どもたち。そんな子どもたちの成長を見守るお仕事で、何かの経験や資格もなくできるものって意外に少ないんじゃないかな、と思います。
子どもが好きという方、長く続けていける仕事をしたいという方はぜひ一度、説明会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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