初めまして、今回よりプロに聞け!のコーナーの掲載をスタートしました、一般社団法人育勉普及協会の小田木と申します。
私たちが取り組んでいる《育勉(いくべん)》の活動を簡単にご紹介します!
私たちは「子どもを持った女性が、母であることを楽しみながら、主体的な人生を生きる社会」を目指しております。そのために、両立の実践的なスキルを磨く育勉セミナーを全国で開催。時間術や行動術を、働きたいママや育休ママに広げています。
このコラムを通して、「子育てはブランクじゃない!」そんな風に思える情報やテクニックを提供できるよう、発信していきます。
子育て中の自分を、どう評価していますか?
あなたの評価は高めですか?それとも低めですか?
突然ですが、下記のような質問にあなたならどんな回答しますか?
「今日までの自分を肯定しながら《私が子育てで磨いた能力》を書き出してください。
注意点がひとつ。比較対象は過去の自分です(SNSで見かけるスーパーウーマンではありません)。ビフォー・アフターの変化を、自分なりの視点でたくさん挙げてください。」
これは、私たちが実施する『育勉セミナー』での、必須ワークの一部です。
私たちがおこなうセミナーの中で自分の能力を改めて認識するための質問なのですが、「限られた時間でできることが増えた」「我慢強くなった」「価値観の違う人を受け入れられるようになった」「子どもや家族のために商品を選ぶようになった」など、参加者からたくさんの意見が出て、誰かの意見に全員がうなずき、ワークは活気に包まれます。
セミナー内で出る意見はお世辞の言い合いではなく、どれも本当のこと。
子育て中の誰もが毎日の中で、試行錯誤しながら気持ちの強さ・時間使い・生活力を、365日休まず磨いています。
そして、セミナーワークの最後に、質問を追加します。
「皆さんは、これらの事実(磨いた能力)をどう評価していますか。」
子育てと仕事の中で、何もかも中途半端になった感覚に陥って悩んだのは、過去の私です。
「ブランクが心配」「仕事感覚を無くしてしまった」など、子育て中の女性からよく聞く悩みです。でもそれって、事実をちゃんと見ずに、今の自分を「できない」と決めていませんか。
事実と解釈は、別物です。
でも不思議なくらい、自覚できずに、自己評価が低い人が多いのです。もったいない!
事実をどう解釈するかは、私たちが自分で決められます。
今日までの子育ての日々に、価値を持たせることができるのは、自分なのです。
ママの求人をご覧になっている方には、新しく仕事を始めたい、違う一歩を踏み出したいという方が多いと思います。
手探りでのチャレンジは、不安も大きいですよね。
経験のない仕事を上手くできないのではないか、両立できるだろうか、子どもも自分も生活を変えられるだろうか、、、考えてしまうことはたくさんあります。
そんなときのエンジンになるのが、子育て中の自分への肯定感です。
それは根拠のない自信ではなく、確かな事実に基づいた自信です。活用しない手はありません。
ここまでの涙あり、笑いありのお子様との濃密な時間をパワーにして、新しい一歩を踏み出してください。応援しています。
≫子育てをブランクにしたくないママのための『育勉セミナー』、全国で開催中です。
詳しくは、一般社団法人育勉普及協会の公式サイトをご覧ください。
●首都圏開催は、3月14日(五反田)
https://www.ikuben.jp/event/detail/31
<<ママ求編集コメント>>
時間があるときで構わないので、冒頭に掲げた質問「今日までの自分を肯定しながら《私が子育てで磨いた能力》を書き出してください。」これを、書き出してみてはいかがでしょうか?
主婦になり、母になった今、自己を客観的に評価する時間を持つ、ということは、自分に自信を持つということの第一歩です。
ぜひ実践してみてください。履歴書や職務経歴書を書く大きなヒントが見つかると思います。