「リモートワークできる職種は?」
「未経験でもリモートワークできる仕事に転職できる?」
リモートワークとは、オフィスに出社せず、自宅やカフェなど会社以外の場所で業務を行う働き方です。
「正社員でもリモートワークできる?」「必要な資格は?」といった疑問を抱く方も少なくありません。
今回は、リモートワークしやすい職種や必要なスキル、メリットなどを徹底解説!
家事・育児と両立しやすい仕事も紹介しているので、子育て中のママは必見です。
リモートワーク・テレワークとは?
リモートワーク・テレワークの定義
リモートワーク(テレワーク)とは、自宅やカフェ、コアワーキングスペースなど、「オフィス以外の場所で働く」勤務形態です。
なお、一般的にリモートワークとテレワークは同義として使われます。
在宅ワークとの違いは?
在宅ワークとは、リモートワークのなかでも、自宅で仕事する場合のみを指す言葉です。
そのため、カフェやコワーキングスペースでの勤務は、「在宅ワーク」には含まれません。
リモートワーク=楽な仕事?
リモートワークだからといって、業務量が減ったり、求められる成果が低くなったりするわけではありません。
仕事内容によっては、高度なスキルや専門知識が求められるため、必ずしも「楽な仕事」ではないと理解しましょう。
とはいえ、通勤時間がなくなるほか、自分に合った労働環境を選べるため、オフィス勤務よりも「働きやすい」と感じる人は多いようです。
リモートワーク・テレワークできる職種は限られる
リモートワークは、通信環境を活用して遠隔地から勤務する形態なので、対面でのコミュニケーションや現場での作業には対応できません。
そのため、リモートワークを実施できるのは一部の職種に限られます。
リモートワークの導入割合が多い職種
国土交通省の調査結果で、リモートワークの導入割合が高いとされているのは以下の6業種です。
研究職や専門職など、主な業務内容が個人作業の職種において、リモートワーク化が進んでいる傾向にあります。
- 研究職:64.1%
- 営業:51.6%
- 管理職:51.1%
- 専門・技術職(技術職):49.8%
- 専門・技術職(その他の専門・技術職):40.9%
- 事務職:32.4%
リモートワークの導入割合が少ない職種
国土交通省の調査結果で、リモートワークの導入割合が低いとされているのは以下の5業種です。
接客業や医療関係など、人を相手とする職業は、リモートワーク化しにくい傾向にあります。
- 専門・技術職(保健医療等):14.3%
- サービス:6.2%
- 販売:4.7%
- 保安等従事者:4.0%
- その他:13.8%
リモートワーク・テレワークできる会社・職種の特徴
オフィス・仕事場以外の場所で働ける
リモートワークをするには、場所の制約がない職種でなければなりません。
たとえば、インフラ系のエンジニアの場合、専用設備が整った現場にいなければ業務ができないため、リモートワークが実現しにくいといえます。
また、機密性の高い書類や情報などを扱う職種も、社外持ち出しによる情報漏えいリスクが高くなるため、リモートワークに適さないでしょう。
人と直接会わなくても仕事ができる
リモートワークは、接客などを伴わず、一人でも業務を完結できる職種であることが前提です。
たとえば、企業の受付や介護士などの接客・サービス業は、利用者と直接関わらなければ仕事が成立しません。
一方、個人作業などがメインの事務職やIT専門職などは、リモートワークと相性が良いです。
パソコンさえあれば仕事ができる
PCとネットワーク環境などが整っていれば、オフィスに出向かず自宅で働いたとしても、業務に支障がありません。
具体的には、資料作成やデータ分析、動画編集、Webザインなどの業務が挙げられます。
反対に、食品・医薬品等の開発研究や工場での製造など、特別な設備・機器を使って業務を行う場合は、リモートワークに移行時にくいでしょう。
リモートワーク・テレワークができる職種・業種
事務的作業の職種
事務・総務・人事・経理
事務系の職種は、データ管理や書類作成などがパソコンを使った業務がメインとなるため、比較的リモートワーク向きです。
会社宛の電話番号を社用携帯に転送設定すれば、電話を使った業務にも対応できます。
ただし、会社宛に届いた書類の確認や来客対応など、オフィスでしか対応できない業務もあるため、リモートワークと出社を使い分けながら働くことになるでしょう。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせ対応が主な業務です。
メールや電話、チャットでの対応がメインなので、電話できる設備やパソコンさえあればリモートでも対応できます。
商品に関する知識さえあれば、資格なども特に必要ないため、初心者でも比較的チャレンジしやすいでしょう。
IT系専門職・クリエイティブ系の職種
システムエンジニア・プログラマー
システムエンジニアやプログラマーは、パソコンを使った個人作業がメインとなるため、リモートワーク率も高い職種です。
セキュリティ面での配慮や顧客先への常駐が必要なければ、フルリモートにできる可能性もあります。
ただし、データ保護の観点でPCが社外持ち出し禁止の場合や、独自システムを導入している場合は、リモート化できない可能性もあるため、注意が必要です。
コンサルタント
コンサルタントは、企業の経営課題を明確にし、その解決をサポートする職種です。
データ分析や情報収集、資料作成などがメインとなるため、リモートワークに対応しやすいと言われています。
近年、クライアントとの打ち合わせもオンライン化が進んでいるため、Web会議システムなどを活用すれば、フルリモート化も可能でしょう。
Webデザイナー・イラストレーター
Webデザイナーは、会社のロゴやWebサイト、広告などのデザインなどを作成する職種です。
パソコンを使って成果物を作り上げる業務がメインとなるため、リモートワークとの親和性も高いとされています。
ただし、Web会議を使って打ち合わせをする場合は、クライアントの意向を細かく読み取れる洞察力やコミュニケーションスキルが求められます。
ライター・編集者
Webライターは、Webサイトや雑誌の記事作成を行い、編集者は、ライティングに関する企画や校正などを担当します。
企画の作成や取材、記事の情報収集、文章の執筆などがメイン業務となるため、どちらもリモートワーク向きの職種です。
基本的に、取得必須の資格もないため、初心者でもクラウドソーシングなどを使ってチャレンジしやすいでしょう。
マーケティング系の職種
Webマーケター
Webマーケターは、「Webを使って物を売れるようにする施策」を提案・実行する職種です。
基本的に、データ分析や企画の立案など、パソコンを使って行う業務がメインとなるため、リモートワーク向きです。
クライアントがいる場合、打ち合わせ等で出社が必要なケースもありますが、Web会議を活用すればフルリモート化も可能です。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作・運用において、デザイナーやエンジニアなどを取りまとめ、構築を指揮する職種です。
主な業務は、パソコンでできるデータ分析や企画の立案なので、フルリモートで働いてる人も少なくありません。
ただし、Web会議やチャットを使って、各部門に的確な指示を出せるコミュニケーション能力が求められます。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、企業が保有するビッグデータを解析・調査して、経営課題の解決や売上目達成をサポートする職種です。
主な業務はパソコンを使ったデータ分析なので、リモートワーク率も高い傾向にあります。
近年、DX人材への注目が高まる中で、将来性のある仕事として人気を集めています。
その他の職種
プロジェクトマネージャー(管理職)
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトの中心人物として全体の指揮を執る職種です。
スケジュールやタスクの管理、進捗状況の確認、メンバーとの打ち合わせなどがメインとなるため、ほとんどの業務をリモートでこなせるでしょう。
営業(インサイドセールス)
インサイドセールスとは、電話やメールWeb会議ツールなどを活用した「内勤型の営業」を指します。
基本的に、商材の提案から契約まで全てオンラインで完結するため、フルリモートで働くことも可能です。
商談先まで移動せずに済むため、浮いた時間で事務作業をしたり、アポイントを増やすなど、効率的に業務を進められるでしょう。
カウンセラー
カウンセラーは、仕事や人間関係における悩みに耳を傾け、メンタルヘルスの改善をサポートする職種です。
Web会議ツールを活用し、相談者との面談をオンライン化することで、フルリモート化も可能です。
リモートワーク・テレワークができない職種・業種
公務員
公務員は、行政に関わる機密情報を扱う機会も多いため、たとえ事務職であっても、セキュリティの観点からリモートワーク化しにくいのが現状です。
また、警察官や消防士などは、そもそもの業務内容が緊急時の現場出動なので、基本的にリモートワークには対応できません。
接客業
販売員やホテル・商業施設などのスタッフ、美容師など、接客を伴う職種は、リモートワークに対応できません。
接客が必要な業界でリモートワークをしたい場合は、会社の本部など、接客以外の業務を担当する部署に移動するのがおすすめです。
生産・製造業
製造業は、材料や設備が揃った環境でなければ、業務そのものが成り立たないため、リモートワークは不可能です。
また、医療品や食品の研究開発職も、特別な設備・機器・材料などが必要なため、研究所以外で業界を行うのは難しいと考えられます。
医療・福祉
医師や看護師、薬剤師、保育士、介護士などは、現場で直接人と関わる仕事なので、基本的にリモートワーク化できません。
ただし、近年オンライン診療が普及しつつあり、ヒアリングやカウンセリングなどの一部業務がリモート化されているケースもあります。
とはいえ、リモートワークで対応できる業務はごく一部に限られるため、今後も現場メインの職種という点は変わらないでしょう。
運輸業
荷物・郵便物等の運送業や、バス・電車の運転手など、運転を伴う職種も、リモートワークでは対応できません。
AIやロボットの開発が進歩しても、運輸が100%自動化される可能性は低いため、今後も現場の人手によって成り立つ職種という事実は変わらないでしょう。
その他の現場仕事全般
- 建設業・大工
- 駅や空港の係員
- 企業の受付
- 結婚式場や葬儀場のスタッフ
- カメラマン
- 警備員
- 清掃員
- 整備士
リモートワーク・テレワークがしやすいおすすめ職種ランキング
1位システムエンジニア
システムエンジニアは、パソコンひとつで完結するブログラミングやテストなどが主な業務です。
そのため、新型コロナウイルスの流行前からリモートワークが推進されていました。
クライアントとの打ち合わせも、オンラインで差し支えないため、フルリモートにも向いています。
2位ライティング関連
ライティングや校正・校閲なども、パソコンさえあれば業務を進められるため、リモートワーク向きです。
システムエンジニアと同様、Web会議で打ち合わせをしても業務に支障が出ないため、フルリモートで働くことも可能です。
また、ライターはフリーランスとしても活躍しやすい職種なので、時間に融通を聞かせたい子育てママにもピッタリです。
3位コンサルタンティング関連
コンサルティングは、クライアントの情報収集や現状分析など、パソコンを使ってできる業務がメインです。
近年、地方でのニーズも高まっており、テレワークを活用して幅広いエリアで事業展開している会社も増えています。
居住地を自由に選びやすいため、地方で働きたい方にもおすすめです。
4位カスタマーサポート
カスタマーサポートは、電話・メール・チャット等の対応がメインで、対面業務がほとんどないため、フルリモートで働きたい方におすすめです。
また、特別な資格や専門知識等も不要なので、未経験からチャレンジしやすいといったメリットもあります。
5位営業職(インサイドセールス)
インサイドセールスは、電話やメール、Web会議ツールなどを活用し、オンラインで営業活動を行う形態です。
成果に応じて報酬が上乗せされるケースも多いため、実績によっては高収入を狙えるでしょう。
また、雇用市場におけるニーズが高く、仕事や案件を見つけやすい点もメリットです。
未経験でもリモートワークできる仕事
IT業界は、人材不足の傾向にあるため、未経験者でも仕事を見つけやすいと言われています。
具体的には、Webデザイナー・Webライター・システムエンジニア・Webマーケターなどが挙げられます。
ただし、ある程度の知識があることで、より多く案件を獲得できたり、高い報酬を得られたりするため、スクールなどに通い、スキルを習得するのがおすすめです。
リモートワーク・テレワークの向き不向き
リモートワーク・テレワークに向いている人
単独行動に抵抗がない
リモートワークは、基本的に職場の人と話す機会が少なく、一人で黙々と作業をする時間も長くなりがちです。
そのため、単独行動に抵抗がない人や、一人でいた方がタスクに集中できる人ほど、リモートワーク向きです。
反対に、長時間一人でいるとストレスを感じてしまう人は、あまり向いていないでしょう。
自己管理ができる
リモートワークは人の目がない分、自分自身で仕事の効率や時間の使い方を管理しなければいけません。
毎朝通勤する必要がなくなると、人によっては寝坊しがちになったり、業務とプライベートの切り替えが曖昧になったりしてしまいます。
オフィス以外の場所でも、業務効率を落とさないようにスケジュール管理等を徹底できる人は、リモートワークに向いているでしょう。
自宅の環境が整っている
リモートワークをする際は、安定した通信環境や机・椅子などの設備など、快適に仕事できる環境を整えましょう。
また、騒音等があった場合、作業効率に支障出てしまうため、自宅周辺の環境についても確認が必要です。
コミュニケーションスキルが高い
リモートワークでは、社員やクライアントと情報共有をする際、基本的にチャットやビデオ会議等でやり取りをします。
ツールを使ったコミュニケーションは、直接話す場合と比べて内容が正確に伝わりにくいため、注意が必要です。
認識のズレや伝達ミスを防ぐためにも、リモートワークでは高いコミュニケーション能力が必須です。
リモートワーク・テレワークに向いていない人
仕事が嫌い/やる気がない
仕事に対するモチベーションが低い人は、リモートワークによって業務効率が低下しやすくなる可能性があります。
人目がない分、つい業務をサボりがちになり、成果が出ないことで更にやる気が低下するという悪循環に陥ってしまうケースも少なくありません。
「楽に仕事ができそう」という安易な考えでリモートワークを選ばず、自分のモチベーションに繋がる仕事に就くことが重要です。
集中力が低い
リモートワークでは、基本的に一人で作業する時間がメインとなるため、集中力が低い人には向きません。
業務に遅れが生じると、必要な成果が出せなくなるため、思うような評価が得られない可能性も高くなります。
集中力が続きにくい人は、専用の仕事部屋を設けたり、コアワーキングスペースを活用するなど、仕事に集中できる環境づくりを工夫しましょう。
コミュニケーションを取って仕事したい
リモートワークでは、職場の人とコミュニケーションを取る機会が少なくなりがちです。
会食や休憩時間の会話など、コミュニケーションにやりがい・楽しさを感じる人は、オフィスに出社したほうが効率的に働けるでしょう。
リモートワーク・テレワークに必要なスキル
職務遂行能力
リモートワークでは、業務に関する知識やスキルなど、自分一人で職務を遂行できる能力が求められます。
コミュニケーションの制約が大きいため、オフィスや現場にいる場合と比べて、上司などに質問しにくいと感じるケースも少なくありません。
そのため、周囲のサポートがなくとも成果が残せるかどうかは重要なポイントです。
自己評価・自己改善スキル
リモートワークでは、オフィスに出勤する場合と比べて作業効率が落ちていないか、客観的に判断することが重要です。
知らず知らずのうちに成果物の質が落ちた結果、評価が下がってしまうケースも少なくありません。
自身の成果や行動を適切に評価し、課題がある場合は改善する姿勢が求められます。
セキュリティ意識
職種によっては、リモートワーク中に機密情報を取り扱うケースもあるでしょう。
万が一情報漏えいが発生すれば、社会的な信用問題や訴訟、賠償金など、深刻なトラブルに発展しかねません。
データの取り扱いやパソコンのウイルス対策、安全な作業場所の確保など、セキュリティ対策には十分注意する必要があります。
コミュニケーション能力
リモートワークでは、基本的に電話やメールなどを使って、社員や取引先とやり取りをするのが一般的です。
対面で話す場合と比べて、情報やが正しく伝わりにくい分、円滑にコミュニケーションをとる技術が必要です。
具体的には、文面や声だけで相手の意図を正確に読み取ったり、自分の考えを分かりやすく伝える能力などが求められるでしょう。
自己管理能力
リモートワークでは、自分自身でスケジュールを管理し、作業効率を維持できる自己管理能力が必要不可欠です。
人目のない状況に甘んじてついサボりがちになると、納期を守れなくなったり、成果物の質が低下してしまいかねません。
目標に向けてモチベーションを維持し、目の前の業務にきちんと取り組める人は、リモートワークでも高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
リモートワーク・テレワークに役立つ資格
日商簿記検定
簿記とは、企業の経営成績や財政状態を把握し、経理業務を管理するための技能です。
日商簿記検定で問われる会計や経営管理は、事務作業がメインとなるため、比較的リモートワークで化しやすい分野です。
近年、経理業務を外注する企業も増えているため、資格を取得することで、フリーランスとしての案件受注に役立つでしょう。
TOEIC
TOEICは、英語によるコミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準です。
特に、海外と取引する企業は、英語スキルが必要な業務を外注しているケースも少なくありません。
たとえば、翻訳記事のライティングは比較的高単価で受注できるため、英語を使って案件を獲得していきたい場合におすすめです。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する知識・スキルの証明に役立つ国家資格です。
WebビジュアルデザインやWebサイト設計など、専門知識が必要な職種において、転職の際有利になります。
リモートワークでウェブデザイン案件を受注したい場合は資格取得を検討しましょう。
Photoshopクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験は、画像編集ソフト「Photoshop」の操作スキルを認定する民間資格です。
リモートワーク率の高いWebデザイン系の求人や案件は、Photoshopのスキルを必須としているものも少なくありません。
資格を取得することで、広告バナー作成やイラスト制作など、デザイン系の案件受注に役立つでしょう。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングに関する知識やスキルを認定する資格です。
マーケターは、リモートワークの実施率が高い職種の1つとされているため、フリーランスとしてリモートワークの案件を受注したい場合に重宝されます。
FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは、税金や投資、保険、不動産など、お金に関するアドバイスを得意分野とする専門家です。
Web会議ツールを活用し、オンライン相談の形式をとれば、リモートワークで事業を行えます。
また、認定を受けることで、FP監修記事の執筆など、ライティング関連の案件獲得にも役立つでしょう。
ITパスポート
ITパスポート試験は、経済産業省が認定する国家資格「情報処理技術者試験」の一種です。
リモートワーク率が群を抜い高いIT業界について、基礎知識や経営に関するスキルが身に付きます。
特に、システムエンジニアやプログラマーなどを目指す場合は取得しておくと便利でしょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、「ITエンジニアの登竜門」とも言われている、ITパスポートの上位資格です。
取得することで、受注できる案件の幅も広がるため、フリーランスのエンジニアを目指す場合は取得を推奨します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、Microsoftのオフィスソフト「Word」や「Excel」の利用スキルをはかる資格です。
資料作成やタスク管理に役立つ内容なので、事務職はもちろん、営業やマーケティングなど、リモートワーク向きのさまざまな職種でスキルアップに繋がるでしょう。
日商PC検定
日商PC検定は、日本商工会議所が認定する検定試験で、文書作成や表計算ソフトの利活用能力と、IT知識などを問われます。
Word、Excel、PowerPointといったソフト利用に加え、筆記試験もあるため、MOSと比べてより実用的なPCスキルが身につきます。
事務職やWebマーケティング、コンサルタントなど、リモートワーク向きの職種で案件を獲得したい場合におすすめです。
リモートワーク・テレワークのメリット
時間を合理的に使える
リモートワークによって、通勤時間や出社前の身支度が削減されるめ、時間を有効活用できる点もメリットです。
たとえば、会社までに片道1時間かかる場合、自由に使える時間が1週間で10時間も増える計算にです。
家事や育児、趣味、自己研鑽などに使える時間が増えるため、ライフワークバランスが取りやすくなるでしょう。
ストレスが少ない
リモートワークでは、職場の人と直接顔を合わせる機会が少なくなるため、人間関係に関するストレスが軽減されます。
また、通勤時間が無くなることで、満員電車や長時間移動によるストレスも無くなるでしょう。
通勤や職場における悩みが減ることで業務に集中しやすくなり、効率アップが期待できます。
健康に良い
リモートワークによって自由に使える時間が増えると、規則正しい生活を送りやすくなります。
自炊に時間を作ってバランスの良い食事をとったり、十分な睡眠時間を確保することで、健康面でのメリットにも繋がるでしょう。
働きやすい環境を選べる
リモートワークは、自宅やカフェなど、自分に合った仕事場所を自由に選べる点もメリットです。
たとえば、リラックスしたい時は自宅、集中力を高めたい時はカフェなど、状況に合わせて作業環境を使い分けることで、効率的に仕事を進められるでしょう。
住む場所を自由に選べる
リモートワークは、通勤時間などを考慮せず、自由に住む場所を選べる点もメリットです。
たとえば、子どもの学区や親の介護が理由で職場から離れた場所に住みたい場合も、柔軟に対応できます。
また、家庭の都合で遠方に引っ越す場合も、仕事を続けやすいでしょう。
不測の事態に対処しやすい
リモートワークは、自然災害など不測の事態でも、普段通り仕事を進めやすい点がメリットです。
従来の働き方では、大雪や台風などが発生した場合、数日会社に行けなかったり、危険を冒して出社せざるをえなかったりします。
その点、リモートワークは自宅で仕事を進められるため、イレギュラーな状況にも柔軟に対応可能です。
リモートワーク・テレワークのデメリット
コミュニケーションが減る
リモートワークでは、コミュニケーションの手段がメールやチャットなどに限定されます。
そのため、ちょっとした雑談やランチができるオフィス出勤と比べて、気軽にコミュニケーションを取れる機会が少なくなってしまいがちです。
中には、コミュニケーション不足をストレスに感じる人も居るため、社員同士が交流する機会を意識的に設けるなどの工夫が求められます。
成果以外で評価されにくい
リモートワークでは、実際に仕事をしている姿が見えにくいため、成果以外で社員を評価しずらいというデメリットがあります。
特に、「やる気に対して成果が出にくい」人は、仕事ぶりを直接見てもらえない分、適切に評価してもらえないと感じるかもしれません。
毎日の作業内容や業務における工夫などをできるだけ把握し、成果以外の要素でも社員の働きぶりを見れるように工夫しましょう。
仕事のコツを掴むのに時間がかかる
リモートワークでは、近くに上司や先輩がいないため、気軽に質問がしにくく、仕事のコツを掴むのに時間がかかってしまいがちです。
特に、新人や部署移動してきたばかりの人は、業務を理解するのに苦労したり、仕事の進め方が非効率になる可能性があります。
状況によって適切にツールを選び、正しく仕事を覚えられているかどうかこまめに確認することが大切です。
リモートワーク・テレワークは子育て中のママにもおすすめ!
通勤時間を有効活用できる
リモートワークでは、通勤時間が発生しない分、家事や育児に充てられる時間が増えます。
退勤後も素早く家事に取り掛かりれるため、家族と過ごす時間も多く確保できるでしょう。
また、趣味や勉強などにも時間を使いやすくなるため、子育て後のキャリアアップを目指す方にも役立つ制度です。
好きな時間に仕事が出来る
フレックスタイム制を使える場合やフリーランスの方は、リモートワークを活用して好きな時間に仕事ができる点もメリットです。
子どもを世話しながらだと、なかなか集中できないという人も少なくありません。
リモートワークであれば、自宅で仕事ができるので、家族が子供の面倒を見てくれる時間など、都合のいいタイミングに業務を進められます。
子どもや家族の急な対応ができる
リモートワークを活用すれば、子どもの急病や、保育園・学校を早退してきた場合にも柔軟に対応できます。
オフィスに出社している場合は、子どもの看病をするために欠勤や早退せざるを得ません。
リモートワークであれば、子ども一人で留守番させられない状況でも、仕事をしながら付き添うことが可能です。
仕事の合間に家事ができる
リモートワーク中は、休憩時間などを活用して仕事の合間に家事をすることも可能です。
特に、洗濯干しや掃除機など、昼間にしかできない家事を効率的にこなせるのは大きなメリットです。
また、業者の立ち合い工事などがある場合も、休みを取らずに対応できます。
リモートワーク・テレワークできる仕事へ転職する際の注意点
リモートワークの度合いを確認する
一口にリモートワークと言っても、「フルリモート」「一部リモート」「対面期間のちリモート」など、様々な形態があります。
転職する際は、リモートワークの度合いや、出社が必要になるケースの有無、その頻度などを事前に確認しましょう。
業務形態の種類に注意する
リモートワークを始める際は、業務形態もあらかじめ確認しましょう。
会社に雇用される正社員やパートだけではなく、フリーランスとして業務委託を受けて仕事をする形態もあります。
正社員やパートの場合は副業可能な職場を選べば、隙間時間に副業をして稼ぐなどの働き方が可能です。
成果が出せる職種かどうか検討する
転職する際は、自分自身がきちんと成果が出せる職種かどうか考えたうえで仕事を選びましょう。
特に、コミュニケーションや自己管理能力に自信がない人は、成果が出にくい可能性もあります。
「リモートワークをしたい」という動機だけで行動せず、自分のスキルや経験を活かせるかどうかにも注目しましょう。
セキュリティリスクを理解する
リモートワーク中に会社の機密情報を取り扱う場合は、セキュリティリスクに十分注意しましょう。
特に、カフェなどの外出先で仕事をする場合、背後から情報を盗み見られたり、Wi-Fi経由でデータを抜き取られる可能性も十分考えられます。
そのほか、重要データが保存されたPCやUSBを紛失し、トラブルに発展するケースも少なくないため、情報や機器は管理し、セキュリティ対策を徹底しましょう。
リモートワーク・テレワークを始める前に準備すべきこと
未経験の場合はスクールで勉強をする
いざリモートワークの仕事を始めようと思っても、市場価値のある知識や技術がなければ、思うように仕事は見つかりません。
挑戦してみたい職種や分野が未経験の場合は、スクールでスキルや専門知識を勉強するのがおすすめです。
特に、1人では勉強のモチベーションを維持しにくい場合や、専門性の高い分野の場合は、スクールを活用することで効率的に学べるでしょう。
現職で経験を積みスキルを習得する
現在仕事している分野で転職したい場合は、現職で経験を積み、スキルを習得したうえでステップアップするのがおすすめです。
特に、転職市場では実務経験が評価されやすいため、専門性を高め、こなせる業務の範囲を広げておくことで、仕事を見つけやすくなるでしょう。
集中できる環境を整える
リモートワークを始める際は、事前に自身が集中できる作業環境を整えておきましょう。
集中しにくい環境では作業効率が悪くなりやすいため、思うような成果が出せない可能性も高くなります。
特に、自宅に仕事場をつくる場合は、テレビなど気が散る原因となるものをなくし、机・椅子の使いやすさにも気を配りましょう。
オンとオフを切り替える
リモートワークをする際は、オンとオフの切り替えを意識しましょう。
たとえば、仕事前に着替えたり、プライベートな空間と仕事部屋を分けることで、気持ちが切り替わって業務に集中しやすくなります。
また、「休憩時間はPCを閉じる」など、メリハリをつけることで、仕事のモチベーションを維持できるでしょう。
リモートワーク・テレワークで働く方法
リモートワーク可能な企業に転職する
会社員として安定した収入を得ながら働きたい場合は、リモートワーク可能な企業に転職するのがおすすめです。
分からないことがあった際、上司や同僚に聞ける環境も整っているため、未経験の分野にもチャレンジしやすいでしょう。
クラウドソーシングを利用する
副業やフリーランスとしてリモートワークをしたい場合は、クラウドソーシングを活用するのがおすすめです。
特に、エンジニアやデザイナー、ライターなどWeb関連の仕事は、フルリモートで働ける案件が多い傾向にあります。
フリーランスの場合、特定の組織に所属しない分、勤務時間や休みなをも自由に調整することも可能です。
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リモートワーク・テレワークに関するよくある質問
完全リモートワークにできる仕事・職種は?
- システムエンジニア
- Web系専門職(ディレクター・エンジニア・デザイナー・ライター)
- カスタマーサポート
- 営業(インサイドセールス)
- コンサルタント
- オンラインスクールの講師
- プロジェクトマネージャー(管理職)
- 事務職
正社員で完全リモートワークは可能?
業種・職種によっては、正社員でも完全リモートワークが可能です。
たとえば、自社システムを運用するエンジニアや、企業のマーケティング部門などは、完全リモートで働いているケースも少なくありません。
正社員として働きたい場合は、リモートワーク向きの分野でスキルを身に着け、完全リモート可能な会社に転職するのがおすすめです。
リモートワークで高収入な職種は?
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- Webデザイナー
- コンサルタント
- 翻訳家
- 営業(インサイドセールス)
- プロジェクトマネージャー
テレワークが進んでいる業種は?
- 情報通信業
- 金融・保険業
- 不動産業
- メーカー
リモートワークの仕事とは?
リモートワークとは、社員がオフィスに出社せず、自宅やカフェなど会社以外の場所で業務を行う働き方です。
テレワークしやすい部署は?
- 事務・総務・経理・人事
- マーケティング
- システム開発・運用
- Webサイト運営(ディレクター・エンジニア・デザイナー・ライター)
- 営業(インサイドセールス)
まとめ
リモートワークとは、オフィスに出社する必要が無く、自宅やカフェなど、仕事場所を自由に選べる働き方です。
通勤時間が無くなり、時間を効率的に使えるようになるため、子育て中のママでも仕事と家事・育児を両立しやすくなるでしょう。
「子育て中も仕事を辞めたくない」「出産してもキャリアを諦めたくない」という方は、積極的にリモートワーク制度を活用しましょう。