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【心のもやもや解消法】知っておくと減らせる『人格対立』!

心のもやもや

「仕事をしたい。」という気持ちはある一方で、家庭や子どものことを考えて不安になる。こんな気持ちになったことありませんか?こうした気持ちの波が、家庭と仕事の両立の悩みになったり、もっと仕事をがんばりたい自分の思いを押さえたりする要因にも…私たちが「もやもや」と表現する心の状態に近いかもしれません。「もやもや」の原因は、もちろん人それぞれいろいろありますが、そのひとつの発生メカニズムを紹介します。原因を知ること=もやもやを解消するために自分なりの工夫ができることにつながります。

目次

「人は誰でも多重人格」ってほんと?

「人は誰でも多重人格」この言葉、ピンと来ますか?私たちは「私」という一人の中に、さまざまな人格を抱えているという考え方です。例えば社会的な役割で言うと、

  • 一人の個としての自分
  • 両親の娘である自分
  • パートナーの妻である自分
  • 子どもたちの母である自分
  • 仕事人としての自分

性格の多様な側面を加えると、もっと人格の幅は広がります。この多様な人格の間で起こるのが『人格対立』です。何かを決めなくてはならない場合の悩みを想像してください。例えば、「残業どうしよう」の悩み。その瞬間現れるのが下記の人格です。

  • 今日は残業しても、この仕事をやり切りたい仕事人としての私
  • 子どもの帰宅時間までには帰ってご飯を作ってあげたい母としての私

例えば、「いつから働くか」の悩み。その瞬間現れるのが下記の人格

  • 仕事の感覚をなるべく無くしたくないから、子どもが1歳になるまでに復帰したい仕事人としての私
  • 一緒の時間をできる限り長く持って、赤ちゃんのうちの成長を自分で見守りたい母としての私

さらに、こんなことも起きがちです。仕事人としての私を優先して決断し、

「1歳までに復帰しようと思うの」
パートナー「なんで!?子どもより仕事なの?こんなに小さいのに、かわいそうだよ!」

…母としての私への要望。私自身がそれぞれの人格を意識することなく悩んでしまうと、なかなか結論が出せません。また、パートナーや両親からのアドバイスや要望も、どの人格に対して言っているのか分からないと、自分の気持ちは理解されないと否定された気持ちになってしまうこともあります。
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母として、妻として、仕事する人として、それぞれの人格を認めるということ

人格対立は、どちら(の人格)が良い悪いではないのです。いろいろな自分がいることを受け止めたうえで、今この決断は「どちらの私(人格)として決めたいのか」という自己判断ができると良いのだと思います。そして、周囲が意見することは、「どの私(人格)に対して言っているのか」ということを理解し、自分が出したい決断の根拠を伝えて理解し合うことができれば。先ほどの例なら、

「仕事感覚を無くしたくないから1歳までに復帰しようと思うの。でも母としてこの子を大切に思う気持ちは変わらないの。」
パートナー「そうやって決めたんだね。分かった、応援するよ。休日は子どものために二人で思い切り時間を使おう。」

言葉で言うほど簡単ではないと思いますが、もやもやしたり、悩んだりしたときに、自分で状況を良くするためのひとつの考え方として知っておくと良いかと思います。

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