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「働くママのおうち」について

働くママのおうち

このサイトを訪問される方は、お仕事を探されているママ、若しくは、これから仕事をしたいな、とお考えのママたちだと思います。女性が社会で活躍している姿は、とても美しいですよね。私も、頑張るあなたを応援しています!

しかし、ママたちが仕事をするとなると、問題になるのが「仕事と家庭(家事・育児)による負担の倍増」です。これがネックで仕事をすることに二の足を踏んでしまうママたちも多いのかもしれません。

最近では、イクメンや家事メンなど、家庭へ協力的なパートナーが増えていますが、パートナーが「お手伝い気分」だとママのストレスも倍増ですよね。実際には、家事の分担やルール作りがなかなか上手く出来ていないご家庭が多いような気がします。

今後ますます、ママたちへの負担が増え、仕事と家事、育児との両立が困難になり、やむなく離職したり、子どもを作らない選択をしなくてはいけないカップルも増えてくるでしょう。これって、皆さんが目指す日本のカタチではないはずです。

最近のデータでは、約7割のご家庭が「共働き世帯」だといわれています。正規社員や非正規、パートやフリーランス等、様々な仕事のスタイルがありますが、もうこれからは「共働き」がスタンダードになってくる時代だということです。

でも、残念ながらパートナーや家族、そして、ママ自身の「意識」がまだ「ひと昔前の価値観」を引きずっているように感じます。この意識改革を早急におこなわないと、「働くママ」だけが幸せにはなれない!
私は、そんな思いから「働くママのおうち」という本を書きました。

ワークトライアングルを意識した、キッチン動線の見直しをする

ママも働いて帰って来てへとへとに疲れているのに、パートナーや家族に「ご飯まだ?」とか言われると怒りを通り越してしまうことも。朝も朝食やお弁当作りに忙しいのに、誰も手伝ってくれない。
これはパートナーや家族の意識改革も必要ですが、キッチンのレイアウトにも原因があるのです。

ポイントは3つ。

キッチンにおける「調理のプロセス」の動線がスムーズに計画されていること。
後は、2人で同時に作業が出来るような「作業スペース(カウンター)」が確保されているか。
そして、「使える収納計画」です。

■キッチンの豆知識

シンプルに考えれば、キッチンの動線はおのずと調理のプロセスが基となっていることがわかります。

上のチャートは、一般的な調理のプロセスを表したものです。
この7つの動作が、一筆書きで流れる動線であることが理想だとされています。
色分けに注目してください。

冷蔵庫、シンク、加熱調理機器のそれぞれの前面中心を頂点とし、その3つの頂点を結んでできる三角形(トライアングル)のことをワークトライアングルといいます。
ピンクのポイントはこのトライアングルの3つの頂点をあらわしています。
ブルーのポイントは、主に作業スペースです。

ワークトライアングルの3頂点の間には、必ず作業スペースが入っており、この作業スペースの確保が、キッチンの動線に影響を与えることはいうまでもありません。
そして、各作業ポイントで使用するものを各ポイントへ収納できるような収納計画も大切な要素だと考えます。

新築ではなくても、今あるキッチンでも改善できるポイントがあると思いますので、少しでもパートナーや家族がキッチンに入って「一緒に作業できるキッチン」を目指してみてくださいね。

この本は、私自身が働くママとして、モノグサな主婦代表として、「らくして簡単に家事を出来ないか?」と、得意分野である「建築」からの視点で、日々、研究を重ねた、ひとつの集大成です。

合理的な家事動線、お掃除のし易さ、快適な育児環境や、家族との繋がりなど、家がママたちをサポートすることは出来ます。ですが、最終的には「パートナーや家族内での家事の「分担」や「ルール」がきちんと決められているか?」が大事になってきます。
それらを誘導できるような間取りの考え方などを、この本で「私自身の家」を検証しながら、「働くママのおうち」をどのように工夫したら良いかをご紹介しています。若干、男性パートナーには見せづらい内容となっています(笑)。

今回、執筆しました「働くママのおうち」が、働くママたちのお役に立てたら嬉しいです!

詳細は後日お知らせさせてくださいね。

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