- つい先日妊娠がわかり、今の職場を退職するべきかどうか悩んでいます。
私の勤める職場は、結婚や妊娠を機に退職するのが当たり前、という古い考えが根付いた会社です。制度としては産休、育休どちらもあるのですが、時短勤務は子どもが3歳になるまでで、時短勤務の実績はこれまで一人もありません。
今年で入社して10年目になるのですが、お客様との信頼関係も築けているし、最近だと後輩の教育係を任されたり、何だかんだ好きで続けてきた仕事なので辞めたくないです。
夫に相談しても、私の好きなようにしたらいいと言うだけで(まぁその通りと言えばその通りなのですが…)どうしたらいいのでしょうか。 正社員10年目 M.Kさん|第一子妊娠中 -
結論から言うと、「退職せずに働き続ける」「妊娠を機に退職する」の二択なので、働き続ける場合について考えましょう。
今回、職場内で“前例がない”ということが、一番不安に感じる要素かと思います。
時短勤務はこれまで実績がないということなので、「出産後も、時短勤務制度を利用して働き続けられるか」という点ですね。
「退職せずに働き続ける」「妊娠を機に退職する」の2方向で考えましょう。
退職せずに働き続ける場合
前例がないので、M.Kさんが会社で時短勤務として働く一人目になるということです。
勤務時間が短くなる分、任される業務やポジションが変わるかもしれませんし、その業務分は、一時的に周囲に割り振られることになるかもしれません。本来は周囲の理解があって当然であることは今は置いて話をすると(そういう会社だとご自分でもおっしゃっているので)、周囲を味方につけられるよう努めましょう。- 会社の採用活動においてメリットになることを伝える
- 理解者(味方)を増やす
- 業務の効率化に努める
- 働き続けられる環境を整える
妊娠を機に退職する場合
最近は、時短勤務制度やリモート(在宅ワーク)勤務制度など、柔軟な働き方を取り入れている企業が増えています。
厚生労働省が認定する「くるみん認定及びプラチナくるみん認定」「女性活躍推進法認定マーク」など、国としても女性の活躍を推進しており、企業側もその基準をクリアして認定を受けることで採用活動にプラスに活かしています。それだけ、女性(子育てママ)の採用に力を入れる企業は増えています。もしかすると今よりもっとやりがいを感じられる仕事に就けるチャンスが転がっていることもあります。
退職=マイナスではなく、前向きな退職・転職も視野に入れてみましょう。