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うつ病と診断された平太。あかりに休職を進められるものの、頑なに首を縦にふらない。
見たこともないような表情で激昂する平太を目の当たりにして戸惑いを隠せないあかり。
『わたしで無理でも、実の両親の説得なら聞いてくれるかも』と、義実家へ向かうあかりに対し、義両親から発せられた言葉は想像もしないものだった。
友人・ミサキの言葉に背中を押され、あかりの中で何かがふっきれる。
「わたしも覚悟を決めるよ」
その言葉に秘められたあかりの想いとは―。
※この物語はフィクションです。