片付けや収納がブームとなって数年経ちますが「お陰で家がスッキリした!」「納得のシンプルライフになった!」という方はどのくらいいるでしょうか?

ブームが続いているという事は、みなさんが片付けや収納に悩みがあるということなんだと思います。
SNSなどでスッキリ綺麗な収納をみて「なんで私は出来ないんだろう」と落ち込むこともあるでしょう。素敵な収納をマネしてみても上手くいかなかったり、スッキリ綺麗が長続きしないのは、あなたのスタイルにあわない収納なのです。

ハッキリ言います。

働いているママは、毎日がんばってスッキリ綺麗な収納にしなくても大丈夫ですよ~!
みなさん、時間がなくて片付いていないときだって、結構あるんですよ~!

毎日、家がスッキリ綺麗で無駄な物など見当たらない生活は「理想」として取っておいて、まずは「現実」の生活をどれだけ快適にできるか、理想のスッキリ生活に近づけられるか、という考えにシフトしてください。
そうしないと、いつまでも「片付け」のストレスから解放されません。

見せる収納と隠す収納

私の理想の家は「生活感のないスッキリした家」です。
以前の私だったら、収納には全てに扉を付けて、収納の中を見せないようにするのは当たり前。もっと言えば、収納扉の取っ手まで「見えない」ようにする程の徹底ぶりでした。
今でも、そういったディテールは大好きですし、お客さまからもご要望があれば「隠す収納」を積極的に採用しています。

でも、子どもが生まれた段階で「生活感の無いスッキリした家」への理想は遠くへ吹っ飛びました(笑)。
自分が働くママになった時点で、育児、家事、仕事などを「いかに効率よく」「いかに快適に」「いかに楽に行うか」ということが大きなテーマになり、今では、生活スタイルや子どもの成長にあわせて「現実」を見据えながら、「見せる収納と隠す収納」をうまく使い分けていくのが良いと思っています。
でも、この生活が永遠に続くわけではないので、いつかは「理想の家」にレベルアップするつもりです。

まだ、子どもが小さい(小学校低学年くらい)うちは、「見せる収納」をメインにするのが良いでしょう。
子どもの年齢や成長はあっという間、洋服のサイズなんてすぐに変わってしまいますよね。
高価で気に入っているからといって大事に仕舞っていると、あっという間にサイズアウトして着られなくなってしまいます。
また、上の子の洋服を下の子に着せようと取っておくときにも、サイズアウトをさせないためにも仕舞い込まずに「見せる収納」がおすすめです。

特に、子どもの荷物は多くなりがちなので在庫管理と棚卸が大事です。
忙しい働くママこそ、子どもの物の荷物は一箇所にまとめて「見せる収納」にしておくと、管理がしやすいですよ。

「見せる収納」のメリットとデメリット

「見せる収納」では、物が溢れている事実を浮き彫り(目の当たり)にして、私たちに「片付ける必要性」を感じさせてくれるので、気が付いた時にちょこっと片付ける。そんな習慣がついてくれば、もう「隠す収納」にレベルアップしても問題ないかもしれません。

我が家では大人の物は「外へ出さない」というルールです。子どもの見せる収納とは逆の「隠す収納」にしています。
収納の中がどんなことになっても、大人なんだから自己責任!量も収納のキャパに合わせて暮らすこと。我が家は、そういうスタンスで「見せる収納と隠す収納」のバランスをとっています。

ただ「見せる収納」にはデメリットがありますよね。それは「見栄え」。
小分けのBOXを白に統一してみたり、中途半端に隠してしまい中がカオス状態になってしまったりと、使いづらい収納になったりしていませんか?
多くの方が「見せる収納」の方が使いやすいとはわかっていても思い通りに収納できない、スッキリ綺麗な収納にならず悩まれていると思います。

ここで、物が溢れない、散らからない、というポイントとして、「不要になった物はすぐに処分する」ということ。
当たり前の話だし、簡単なようですが、物を捨てるって凄いエネルギーというかストレスになります。
「見える収納」だからこそ、見て見ぬふりをしないで、きちんと管理をしてくださいね。

子どもの収納はリビングがベスト

子どもの収納に関しては、一日の大半の時間を過ごすリビングかリビングのすぐ近くに収納コーナーを設けるのがベストです。お店のようにディスプレイする感覚で収納しても良いですし、来客時などに見られたくない場合は、扉やカーテン等でササッと隠せるシステムがあると良いですね。

私は息子が幼稚園の時まで、息子の着替えとママの着替えをリビングの隣の和室に「見せる収納」で仕舞っていました。子どもの着替えをサポートしながらママも一緒に着替えちゃう作戦で、朝の時短を工夫していました。

子どものおもちゃや生活必需品の小物など、細々した物を「見せる収納」にする場合は、物や数を厳選するのが良いでしょう。
家よりも多くの子どもが過ごす幼稚園や保育園が、どうしてスッキリした空間かというと、やはり収納のキャパと仕舞う荷物の量がイコールだからです。おもちゃも増え過ぎないように。使う物も厳選してシンプルに。そうした意識に変えないと、小手先だけの収納テクニックに頼っても、「やっぱり片付かない」という負のスパイラルに落ちていってしまうので、ここは、シビアに考えて欲しいと思います。

先にもお話しをしましたが、この片付かない育児生活は永遠に続くものではありません。
我が家も息子がしっかり自分の物を管理できるようになれば、「隠す収納」を任せようと思っています。
そして、いずれは「理想のスッキリ綺麗な家」にしていこうと思っているのです。

さいごに

みなさんも、家の建て替えをするときに、「見せる収納」が良いか、「隠す収納」が良いか、なんて悩まれると思いますが・・・。
建築に関わる私からアドバイスをさせていただけるなら、子どもの成長によって収納のスタイルも変化をしていくので「収納ははじめから作り込まない方が良い」ということです。
ですから、家を10年単位で見直してあげて、その時に適切なリフォームなどを行うのが、快適に暮らすポイントかもしれませんね。

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