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女性社員の9割が短時間勤務社員という会社も!古い働き方イメージを更新しよう!

こんにちは。一般社団法人 育勉普及協会の小田木です。
先日、横浜市にある株式会社オープンワールドの野口社長と、人事・総務担当の大瀧さんと、同社のキャリア教育カリキュラムを新しく設計するための打ち合わせをしました。
そこで私が良い意味で驚いた同社の考えや制度を皆さんにも伝えたいと思います。

目次

社長以外女性!ワーママ率9割!

オープンワールドさんは、ベビー用品・子供服のネットショップや、オリジナルのベビーグッズ・コスメの企画販売、抱っこヒモのレンタルサービスなど、子育てに求められる商品・サービスを提供している会社です。社長の野口さん以外は、全員女性(しかも9割が子育て中の短時間勤務社員)という組織です。
仕事柄、多様な働き方を認める企業と出会う機会が多くありますが、その中でも驚きでした。

扱うアイテムやプロモーション、そしてオリジナル商品の企画からデザインまで、ほぼすべて社内の女性社員たちがアイディアを出し合って形にしているそうです。

新たな「完全フレックスタイム制」!?

そしてさらに驚いたのは、勤務時間はすべて『自己申告』制だということ。

「どのぐらい働きたいかはもちろん、仕事の状況も、家庭の状況も、本人が一番よく知っていますよね。(顧客に一番近い)自分たちだからこそ気づける新しい発見や改善って、“得意なこと・好きなことをやっている”というモチベーションと、“働き方を自分でマネジメントできる”ことで生み出せると思うんです。」と語る野口さん。

そこには、「短時間勤務では、新しい価値をつくる仕事(例えば新規事業や商品企画)なんて無理」という固定概念は一切ありませんでした。

ちなみに、人事・総務担当の大瀧さんは同社で活躍するワーママの一人で、今回一緒に対面で打ち合わせする予定でしたが、お子さんの体調不良によりご自宅からオンラインで参加。お膝にちょこんと乗った2歳の娘ちゃんがとてもかわいかったです(早く元気になってね)。

テーマは「古い働き方イメージを更新しよう」

今回は、そんな3人での会話から盛り上がったテーマを共有させていただきます。
それは、「古い働き方イメージを更新しよう」です。

現在の私は、オープンワールドさんのような柔軟な働き方や、そうした働き方でイキイキと仕事をする女性がたくさんいることを知っていますし、それは今後もっと広がると思っています。
でも、30歳で長女を出産して復帰した当時は、そんな考え方はつゆ知らず、もんもんとした日々を過ごしていました。

残業前提の働き方だった時代

例えば、当時勤めていた職場では、隔週の営業会議は18時開始。営業担当者が夕方まで顧客回りだから、という理由で、会議が終わるのはだいたい20時を回っていました。
1歳の娘が一緒に寝たくて自分を待っていると知っていても、「この日ばかりは仕方がない(変えられない)」と思い込んでいました。

多くのワーママが抱く罪悪感

例えば、残業について。遅くまで仕事をするスタイルが常態化している職場だったので、「自分だけ早く帰るのは申し訳ない」という罪悪感をいつも抱えていました。子どもは大事だけど、働くうえでは「子どもという制約を抱えてしまった」とさえ感じていました。

罪悪感の根底にあるものとは

振り返ってみると、私は無意識のうちに「仕事とはこういうものだ」「普通はこうだから」という思い込みに捉われていたのだと思います。
もちろん、そうした会議や仕事のやり方を全否定するつもりはありません。

「早く帰る必要が無くて、残業もめいっぱいできる人をスタンダードにした働き方」に、子どもを持った自分を一生懸命当てはめようとして(けど当てはまらなくて)、もんもんとしていたのだと、今なら気づけます。

古い働き方イメージを更新するには?

では、どうやって、私は働き方イメージを更新できたのでしょうか。

それは、「知った」ことです。
仕事(職場)を変え、そうではない働き方を自分でも体感できたことで更新できたのです。
今の私の会社は、男女が半々。多くが子どもを持つワーパパ・ワーママです。みんな早く帰るし、家族を持つお互いの事情を大事にし合っているのがスタンダードな働き方。
働き方の基準が変わったことで、自分が出産以降にハンディキャップだと感じたものが、まったくそう感じなくなるというのは、世界が広がったようなうれしい驚きでした。

そしてもうひとつ、オープンワールドさんのように多様な働き方を認める企業とたくさん出会えたことも大きいです。

さいごに

まとめると、私たちの働き方は時代の変化とともに多様になっています。
自分が「こういうものだ」「こうすべきだ」と思い込んでいる働き方は、ひとつのパターンでしかないかもしれません。

世の中のワーパパ・ワーママの皆さんに何より伝えたいのは、子どもを持つことは「働くことにおいての制約」ではなく、私たち一人ひとりが「大切にしたい事情」だということ。当然、女性だけでなく男性だって、今は誰もが何らかの事情を持ちながら働く時代になっています。
その事情は、親の介護かもしれないし、兄弟姉妹に関わることかもしれないし、自分の、パートナーの病気かもしれない。
社員各々が抱える事情を同じように大切にしながら、多くの会社が働き方を新しく創っています。

子どもを持った今こそ、自分の古い仕事イメージを更新するチャンスだと思いませんか。
自分の思い込みをちょっと外して、選択肢を探してみましょう。

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