あなたは、今何か勉強していることがありますか?

資格取得に励む方もいるでしょうし、何か知識やスキルを得ることを目的に本を読む、講座やセミナーに行く方もいると思います。
Eラーニングやオンラインセミナーなど、オンラインを活用して学習する方も増えています。

せっかく忙しい時間を投じて勉強するので、その時間で身に付くことが多ければ多いほどうれしいですよね。
今回はちょっとした工夫で高められる学習効果を、「学習のポイント」としてまとめました。

聞くだけ(読むだけ)の学習定着率は5%

まずは、なぜ学習効果について考えるのか。
例えば、本を読んだとして、しばらくして「この本に書いてあったことを教えて」と問われるとします。
どのぐらい覚えているでしょうか。どのぐらい的確に説明できるでしょうか。

『講義を聞くだけの学習定着率は5%』という有名な調査データがあります。
本を読むだけにも、同じことが言えます。

この衝撃のデータをスタートに、「では、どんな工夫をすれば学習効果を高められるのか」を考えます。
大事なのは、学習時間を増やすことよりも、学習効果を高めること。
忙しい私たちには欠かせない視点です。

学習効果の高め方① 基本はアウトプットを増やすこと

聞く・読むなどの学習方法を一般的にインプット型と言います。
これに対し、書く・話す・やってみるなどの学習方法をアウトプット型と言います。

インプット型とアウトプット型の最大の違いは、アウトプット型は運動を伴うことです。
私たちの脳の機能の観点からも、書く・話すといった運動神経を使った記憶は「運動性記憶」と呼ばれ、一度覚えたら忘れにくい特徴があることが分かっています。

要は、「体で覚えると忘れにくい」ということです。(皆さんもイメージがありますよね)
講義なら、聞くだけよりも、メモやノートを取りながら書きながら学習すること。
本を読んだら、書いてあったことを誰かに話してみることですね。

学習効果の高め方② 自分なりに考える

学習効果を高めるために、自分なりに考えることはとても有効です。
例えば講義を受けた後、本を読み終えた後。
15分でいいので、手元のメモにこんな観点の書き出しをしてみましょう。

●何を学んだか(学んだことの要約、印象に残った点の箇条書き)

●何を考えたか(自分ができていたこと、できていないこと、その理由、疑問など)

●何をやってみるか(具体的にすぐにできること、小さくてOK!)

こうした学習の振り返りをリフレクション(=内省)とも呼びます。
立ち止まって考えること。自分を振り返ること。
上記の3点は、学習内容を自分自身の過去や今後と結びつけることです。

このステップにより、学習効果は飛躍的に上がります。
頭の中だけで考えず、書き出すことがポイントです。
何より、3つ目の具体的にできることは、実際にやってみましょう。

学習効果の高め方③ 人に教える

学んだことを誰かに話してみるという行動は、頭の中で「何をどう話すか」整理しながら、口を動かし(運動し)、そして相手の感想や質問からさらに自分の理解が深まるという好循環を生みます。
まずは5分で良いので、「ねえねえ聞いてよ」という声掛けを周囲の人にしてみましょう。
パートナーや子どもも、もちろん活用していきましょう。(子どもはキョトンかもしれませんが)

よく「講義で一番学習効果が高いのは講師だ」と言われます。
人に教えるという行動が、

・まず自分がその内容について人に教えるだけの理解をし、

・相手の関心や理解を喚起するような伝え方を準備し(資料を作り)、

・実際に話し、

・評価や質問を通じてフィードバックを大いに得る、

…ということと考えれば納得できますね。

インプットとアウトプットの理想の比率は3:7

ここまで、学習のポイントを「いかにアウトプットを取り入れるか」という観点でまとめてきました。

最後に、私が多いに学ばせてもらった本に「インプットとアウトプットの理想の比率は3:7」とあります。(※)
また、「人生はアウトプットで変わる(=アウトプットしなければ人生は変わらない)」という言葉に大いに共感しました。

アウトプットを上手に学習に取り入れ、貴重な時間を投じて得られるものを最大化したいですね。
そして、学習は何か目的を実現するための手段です。学習効果を高め、その学習に込めた“本当の目的”を実現させていきましょう。

※参照元:学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑著

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