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もはや常識?子どもに自転車保険をかけた方がいい理由とは

子供の自転車保険

子どもが小学生になると、自転車で友だちの家などに出かけることも増えてきますよね。

親が見ていないところでの自転車移動はちょっと不安だけど、「保険に加入するほどでは・・・」と思っている方も多いのでは?また、「いま入っている何かしらの保険でカバーできている・・・はず」と、うやむやにしている方もいらっしゃるのでは?

ドキッとしたあなた。今回はそんな子どもの自転車保険について、篠田先生にお聞きしました。ぜひこれを機に見直ししてみてください。

目次

自転車にも保険は必要?

自動車の場合は、自賠責加入が義務付けられていますが、それだけでは不十分ということで、任意保険に加入されている方がほとんどですよね。

「自転車」と聞くと、「さすがに保険までは必要ないのでは?」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、自転車による事故であっても、自動車事故と同様もしくはそれ以上に、高額の賠償責任が生じる可能性は十分あります。

その意味では、「自転車にのる」=「自動車を運転するのと同じくらい危険」という認識で、保険には是非加入しておいた方が良いと思います。

事故による賠償金の額は、「相手を怪我させてしまった場合の怪我の程度」によって大方決まりますが、特にご高齢の方に自転車で衝突した場合には、寝たきりにさせてしまったり、場合によっては死亡させてしまったりする可能性もあります。

実際、過去には、小学5年生の運転する自転車が高齢の女性に衝突し、重傷を負わせ9500万円の賠償命令が下されたケースもあります。

仮に重症とまではいかなくとも、例えば通院3カ月程度のむち打ち症を負わせてしまえば、賠償金は、治療費や慰謝料含めて、数百万円になる可能性も十分あります。

やはり、「自転車に乗る」=保険に加入するのが当然という時代になっているように思います。

どんな保険に入ればいいの?

ズバリ、「自転車保険」という名称の保険も最近は数多く聞かれます。

年間の保険料が1500円程度と低額の保険も多数用意されていますので、その補償内容等を比較し、自身に合った保険を選ぶのが良いでしょう。

その他、「自転車保険」という名称でなくとも、「自転車事故を含む幅広い賠償事故」を補償するという意味での「賠償責任保険」という保険も存在します。保険料は当然やや高めになってきますが、自転車以外の理由で「怪我をさせてしまった」「物を壊してしまった」という場合にも保険が下りますので、幅広い分野で安心を買うという意味では、賠償責任保険の利用も検討されるとよいと思います。

両親の自動車保険や、火災保険、クレジットカード、その他保険会社が提案する各種保険等にも、賠償責任保険が附帯しているケースがあるようです。細かい文字でなかなか普段確認していない、保険会社の商品がたくさんありすぎてわからない、という方も一度確認されるとよいかもしれませんね。

子供に教えておきたい交通ルール

自転車も、「軽車両」という扱いであり、道路交通法の適用があります。当然違反した場合は罰則もあり得ることをしっかり教えておきたいものですね。

自転車は原則車道通行であること(歩道はNG)、自転車歩道通行可の標識がある場合や、13歳以下の子ども、交通量の多い道路などは歩道を走ってよい等の歩道通行ルール、そして何よりも、「歩道を走る場合でも歩行者が優先・車道側をゆっくり徐行する」ということは、しっかりお伝えしてほしいですね。

その他の禁止事項(二人乗り、並進走行、夜間無灯火、傘差し、スマホ、イヤホンなど)は厳禁であることはもちろん、「自転車事故は人を死亡させる危険があるので、安全運転を心がけるべきこと」は、日頃からしっかり声掛けするようにしておくのがよいでしょう。

まとめ

交通安全は、「交通ルールを守ろう」というかたちで教わることも多いですが、事故を防ぐ一番の方法は、「思いやりをもって運転すること」に尽きると思います。

周りの方への配慮を忘れず、思いやりをもって運転することを心がければ、自然と交通ルールは守れているものです。「運転は思いやり」を常に意識して運転するようにしてくださいね。

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